2024年度 持続可能な都市環境特論   Sustainable Built Environment

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開講元
都市・環境学コース
担当教員名
添田 昌志  平賀 あまな  石田 建太朗 
授業形態
講義    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月3-4(G3-202(G321))  
クラス
-
科目コード
UDE.E405
単位数
1
開講年度
2024年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2024年4月3日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

講義の第1回から第3回では、都市で生活する「多様なユーザー」の心理と行動に着目し、それぞれの属性や行動場面に応じたデザインや環境のあり方について実例を示しながら解説します。社会と連携した実践的な研究の進め方や、ユーザーの視点に立った課題解決手法について理解を深めます。
講義の第4回から第6回では、日本のみにとどまらず海外の公共建築やパブリックスペースの事例を紹介し、欧州における文化的な公共空間の役割や都市のアイデンテティなどのテーマを通して、これからの日本において持続可能な公共空間を共に考える講義とします。
講義の第7回は、講師3人が学生課題の講評を行うと共に、持続可能な地域活性化に必要な視点について提示し、学生参加の議論とします。

到達目標

1)都市を利用する多様なユーザーの特性について理解する
2)ユーザーの心理・行動を踏まえた課題解決手法について理解する
3)社会課題の解決に資する視点を身につける
4)都市に開かれた公共建築とその役割を理解する

実務経験のある教員等による授業科目等

該当する 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容)
株式会社 人間環境デザイン研究所 代表としての実務経験から得られた知見を講義内容に盛り込みます。(添田)
Perez Art Museum Miamiなど国内外で文化施設の建築設計に携わった実務経験から得られた知見を講義内容に盛り込みます。(石田)
内閣府上席政策調査員として、国宝迎賓館赤坂離宮の建造物修理計画策定に携わるなど、文化財建造物の保存修理に関する実務経験から得られた知見を講義内容に盛り込みます。(平賀)

キーワード

環境心理学、PDCA、ユーザビリティ、起業
都市に開かれた公共建築、パブリックスペース、都市のアイデンテティ

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 建築空間の日常安全とデザイン 建築事故の経年変化、事故発生のパターン、デザインと安全性の両立
第2回 建築空間のPDCA 集合住宅におけるコミュニティ、利用行動に基づいた改修計画、PDCA
第3回 親子連れの行動と空間 子育て世代を取り巻く社会状況、親子連れの行動モデル、子育てをサポートする環境づくり
第4回 都市に開かれた公共建築 北南米や欧州における公共建築の事例を通して都市との関わりを理解する
第5回 欧州の文化的公共空間の役割 欧州都市における文化的公共空間の変遷
第6回 パブリックアートと建築 公共空間における芸術や文化的な活動の役割を理解する
第7回 学生課題の講評と議論 持続可能な地域活性化、まちづくりとは?(講師3人による合同講義の予定) 学生課題をいくつか取り上げ、講評、議論を行う。 地域活性化の具体例、取り組む主体、持続可能性と経済性

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

指定しない

参考書、講義資料等

講義時に配布する。

成績評価の基準及び方法

各講師の課すレポートと講義への参加

関連する科目

  • UDE.Z493 : 都市・環境学特別実験S1
  • UDE.D415 : 歴史的環境保存基礎

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

2023年度のUDE.E405「持続可能な都市環境特論」(2単位)を学部4年時に履修した学生は、2024年度のUDE.E405「持続可能な都市環境特論」(1単位)と第3クオーター開講のUDE.D415「歴史的環境保存基礎」(1単位)の二科目の組み合わせで8号読み替えとします。
2022年度以前のUDE.E405「持続可能な都市環境特論第一」(1単位)を学部4年時に履修した学生は、2024年度のUDE.E405「持続可能な都市環境特論」(1単位)で8号読み替えとします。

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