【注意】2022年9月の実施を計画していますが、新型コロナウィルスの蔓延状況によっては、開講自体の是非あるいは実施時期の延期、実施形式の変更(バスを借り上げての集団移動や集団での見学を避ける必要があるかもしれません)なども十分あり得るので、参加を希望する学生は、まずは履修登録をした上で、今後の追加情報を待つようにしてください。
本授業では、近畿地方の国宝・重要文化財の建物を実際に見ながら伝統的な日本建築の特徴について説明する。
建築学において建築史学は最も古い分野の一つである。将来的に国際的な建築士・建築技術者としての活躍が期待される本学の学生にとって、自国の建築文化を正しく理解しておくことは必須である。
近畿地方の文化財建造物を実際に見て、日本の伝統的な建築の特徴を具体的に理解することがこの授業の目標である。
日本建築、木造建築、伝統建築、重要文化財
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
講義2日、現地6日間(終日)での集中講義の形式をとる。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 見学予定の場所と建物についての講義 | 見学先の場所を地図上で把握しておく。 |
第2回 | 斑鳩の寺院建築 | その年の見学予定の建物について事前に調べておく。 |
第3回 | 奈良の社寺建築 | その年の見学予定の建物について事前に調べておく。 |
第4回 | 滋賀県の社寺建築 | その年の見学予定の建物について事前に調べておく。 |
第5回 | 京都の社寺建築 | その年の見学予定の建物について事前に調べておく。 |
第6回 | 京都の社寺、住宅建築 | その年の見学予定の建物について事前に調べておく。 |
第7回 | 近畿地方の社寺建築 | その年の見学予定の建物について事前に調べておく。 |
第8回 | まとめ | 訪問先の建物に関する資料を復習する。 |
日本建築学会編『日本建築史図集(新訂第三版)』(彰国書、2011)
神代雄一郎『「間」 —日本建築の意匠』 (鹿島出版会、1999)
毎回の出席とレポートの提出により評価する。建物の特徴を具体的に把握し、主体的に関心を掘り下げる態度の学生を高く評価する。
定員を30名とし、履修希望者が定員数を超えた場合は、建築学系の学生を優先する。
コロナウィルスへの対応により、2022年度は、通常夏季としている開講時期を後期(2022年2−3月頃)に変更する可能性や、休講もあり得る(2020年度及び2021年度は実地見学を行えませんでした)ので、ご承知おきください。状況に応じてアナウンスされるT2Scholaからの案内に注意して下さい。