2024年度 化学システム要論第一   Elements of Chemical Systems Engineering I

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開講元
応用化学コース
担当教員名
下山 裕介  多湖 輝興  青木 才子  黒木 秀記  森 伸介  吉川 史郎  横井 俊之 
授業形態
講義    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金7-8(W3-707(W371))  
クラス
-
科目コード
CAP.T415
単位数
1
開講年度
2024年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2024年4月8日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義では,原子・分子レベルから地球規模までの幅広いマルチスケールで,化学とエネルギーに基づくシステムを理解し,材料・プロセス・エネルギーシステムの設計開発に関する最先端の研究や実社会への応用について,関連する基礎学問を基に解説する.
化学システム分野の基礎から応用に至る幅広い知識と,全体を俯瞰して材料・プロセス・エネルギーシステムの設計開発を行うことの重要性を学習する.

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する.
1)化学システム分野における材料・プロセス・エネルギーシステムの設計・開発に関わる基礎的な事項を理解し,説明できる.
2)最先端の化学システム工学のトピックスを,基礎知識に基づいて理解し,説明できる.

キーワード

化学工学,燃料電池,CO2回収,直接空気回収技術,物質移動,医用化学工学,血液浄化装置,ゼオライト,触媒化学,トライボロジー,潤滑油,プラズマ,触媒反応工学,固体触媒

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

各授業は対面で実施し,その日の授業内容に関する演習またはレポート課題に取り組む.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 化学工学に基づく燃料電池材料・デバイスのトータル設計・開発 (黒木 秀記) 反応や物質移動を含むエネルギー変換材料・デバイスの設計法を理解し説明できる
第2回 潤滑油添加剤と固体表面の摩擦化学反応に基づく摩擦摩耗低減技術 (青木 才子) 固体の摩擦に関する基礎を通じて潤滑油による摩擦の制御方法を理解し説明できる
第3回 プラズマを用いた化学プロセス開発 (森 伸介) プラズマ中の化学反応について説明できる
第4回 化学工学的手法に基づく血液浄化中空糸膜モジュールの設計 (吉川 史郎) 化学工学における物質移動操作論に基づいた血液浄化装置の設計の考え方が理解できる
第5回 化学工学に基づく二酸化炭素の分離回収プロセス (下山 裕介) 物質移動モデルを活用した二酸化炭素回収プロセスの設計法を理解し説明できる
第6回 ナノ空間材料の合成・触媒応用 (横井 俊之) ナノ空間材料の合成・触媒応用について理解する
第7回 固体触媒の機能と二酸化炭素変換反応への適用 (多湖 輝興) 固体触媒に求められる機能と特性を理解できる

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと.

教科書

指定無し

参考書、講義資料等

必要に応じてT2SCHOLAにアップロードあるいは講義中に配布

成績評価の基準及び方法

全授業出席を原則とし,毎回の授業で出席確認をする.成績評価は,講義中の演習またはレポートにより行う.

関連する科目

  • CAP.T416 : 化学システム要論第二

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

学部レベルの化学に関する知識を有していることが必要である.さらに深く学ぶために関連する科目を履修することを期待する.
なお,本講義は学部生による大学院科目の先取り履修には対応していない.

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