本講義では、有機化合物の機器分析に用いる機器の原理、装置、測定法を紹介するとともに、スペクトル解析の演習を行う。有機物質を扱う研究を行う上で必要な、物質の構造解析やキャラクタリゼーションに関する知識を習得することを目的とする。
本講義を履修することで次の能力を修得する。
1) 講義計画にある機器分析法の原理、装置、測定法を説明できる。
2) スペクトル解析に基づいて、有機物質の構造を決定する方法を説明できる。 3) スペクトル解析に基づいて、有機物質の振る舞いを解釈する方法を説明できる。
赤外分光法、紫外可視分光法、質量分析法、核磁気共鳴分光法
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
本講義は、(1)赤外分光法、(2)紫外可視分光法、(3)質量分析法、(4)核磁気共鳴分光法の順番で進める。最終回に理解度確認のため
の演習と解説を実施する。
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 赤外分光法(1) | 有機分子の赤外分光分析について説明できる。 |
第2回 | 赤外分光法(2) | 有機分子の赤外分光分析について説明できる。 |
第3回 | 紫外可視分光法 | 有機分子の紫外可視分光分析について説明できる。 |
第4回 | 質量分析法 | 有機分子の質量分析について説明できる。 |
第5回 | 核磁気共鳴分光法(1) | 有機分子の核磁気共鳴分光分析について説明できる。 |
第6回 | 核磁気共鳴分光法(2) | 有機分子の核磁気共鳴分光分析について説明できる。 |
第7回 | 理解度確認のための演習と解説 | 第1~6回の講義内容を正確に理解し、演習問題に解 答できる。 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
マクマリー有機化学(東京化学同人)第9版
資料は必要に応じて随時配布
理解度確認のための演習(70%)、授業参加度(30%)(授業参加度は授業での討論、小テストなどにより算出)
2021年度以前に入学した学生(学籍番号が21B以前)が履修可能