2024年度 ナノバイオニクス特論第二   Advanced Course of Nano-Bionics II

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開講元
材料コース
担当教員名
安楽 泰孝 
授業形態
講義    (ライブ型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金3-4(S7-202)  
クラス
-
科目コード
MAT.C417
単位数
1
開講年度
2024年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2024年3月14日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

近年、工学技術を生物学・医学へ応用する研究が活発に行われている。その中で、マテリアルは工学と生物学・医学の分野間をつなぐ架け橋(インターフェイス)として非常に重要な役割を担っている。本講義では、マテリアルを医療応用する際に知っておくべき知識や注目すべき技術を紹介する。本講義を通じてマテリアル工学の視点から見た生物学・医学の理解を深め、医療用マテリアルの可能性を探索することを目的にする。

到達目標

本講義を履修することによって、工学X生物学X薬学X医学の融合するナノバイオ分野が新たな材料や治療法の開発にどのように貢献しているかを理解し、化学の言葉をベースに”材料”について正しく説明できるようになることを達成目標とします。また材料工学の視点から生物学・医学を理解し、新たな医療用材料の設計や開発に対するアプローチを習得することを達成目標とします。医療用材料の現状や将来の可能性について考え、新たなアイデアや研究の方向性を探求することができるようにすることを目標とします。

キーワード

生体材料,医療機器, ナノメディシン

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

必要な資料を配布して,講義を進めていきます。また,前回の講義内容の理解を深めるため,講義内容を簡単にまとめた資料を提出していただ
きます。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 バイオマテリアルの紹介 (無機、高分子、金属) バイオマテリアルの特性
第2回 細胞と組織 材料と細胞と組織の関係
第3回 生体反応 生体内で起きる反応の理解
第4回 生体適合性材料のデザイン 生体適合性の理解
第5回 バイオマテリアルの評価法 評価法の理解
第6回 薬剤送達システムの基礎 薬剤送達システムの歴史
第7回 先進的薬剤送達システム 薬剤送達システムの現状

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

担当教員が指定するもの

参考書、講義資料等

David Williams "Essential Biomaterials Science" Cambridge University Press, Edited by B.D. Ratner, A.S. Hoffman, F.J. Schoen, J.E.
Lemons, "Biomaterials Science An Introduction to Materials in Medicine", Academic Press, 生駒俊之・田中順三ら、ナノバイオとナノメ
ディシン、コロナ社

成績評価の基準及び方法

生体材料,医療機器, ナノメディシンにおける材料要素の理解度と材料工学に基づくバイオマテリアルに関する理解度を評価する。出席30%, レポート+復習発表70%で成績を評価する。

関連する科目

  • MAT.C316 : 生体材料学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特に履修の条件は設けない。

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