2019年度 ソフトマテリアル   Soft Materials

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開講元
材料コース
担当教員名
安藤 慎治  大内 幸雄 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
清華大(清華大学開講科目)  
クラス
-
科目コード
MAT.P483
単位数
2
開講年度
2019年度
開講クォーター
3-4Q
シラバス更新日
2019年3月18日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

本講義は東工大-清華大学修士共同プログラムのための授業で、講義は北京の清華大学において行われる。講義では、ソフトマテリアルに関連する基礎的な概念を扱う。年度により担当教員と扱う題材が変更されることにより、シラバスの内容も毎年改訂される。今年度は前半はイオン液体に関する講義、後半は芳香族系エンジニアリングプラスチックの基礎とその光・熱・電気物性の機能化について講義を行う。

到達目標

この講義により、学生は次に述べる能力を得ることが期待される。
1)イオン液体の構造と物性ならびに機能について説明できること。
2)芳香族系エンプラとその光・熱・電気物性の基礎について説明できること。

キーワード

イオン液体、物理化学、界面化学、芳香族系高分子、光学物性、熱膨張・熱伝導

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

授業は、単一分子分光および超解像顕微鏡に関する講義に引き続いて、芳香族系高分子の構造と物性に関する講義に関する内容を扱う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イオン液体とは・歴史と背景 イオン液体の歴史的背景が説明できる
第2回 イオン液体を特徴づける概念 イオン液体を特徴づける概念が説明できる
第3回 イオン液体の静的構造(構造・表面構造・電子構造) イオン液体の静的構造(構造・表面構造・電子構造)が説明できる
第4回 イオン液体の物性(ダイナミックス) イオン液体の物性(ダイナミックス)の概略が説明できる
第5回 イオン液体の物性(反応) イオン液体の物性(反応)の概略が説明できる
第6回 イオン液体の機能(ナノ構造) イオン液体のナノ構造に起因した機能の概略が説明できる
第7回 イオン液体の機能(エネルギーデバイス) イオン液体の機能(エネルギーデバイス)の概略が説明できる
第8回 芳香族系エンプラの構造と物性の基礎 芳香族系エンプラの構造と物性の基礎について説明ができる
第9回 高分子の光学物性の基礎 高分子の光学物性の基礎の説明ができる
第10回 高分子の熱物性(熱膨張・熱伝導)の基礎 高分子の熱物性の基礎の説明ができる
第11回 高分子の電気・誘電物性の基礎 高分子の電気・誘電物性の基礎について説明できる
第12回 ポリイミドの光学物性とその応用 ポリイミドの光学物性とその応用について説明できる
第13回 ポリイミドの熱物性とその応用 ポリイミドの熱物性とその応用について説明できる
第14回 ポリイミドの電気・誘電物性とその応用 ポリイミドの電気・誘電物性とその応用について説明できる
第15回 理解度確認のための演習と解説 第1〜14回の講義内容を正確に理解し、演習問題に解答できる

教科書

特に指定しない

参考書、講義資料等

必要な資料はOCW-iにより配布する

成績評価の基準及び方法

理解度確認のための演習(90%)、授業参加度(10%)(授業参加度は授業での討論、小テストなどにより算出する)

関連する科目

  • CAP.P421 : 高分子機能解析特論
  • CAP.P422 : 高分子物性特論
  • CAP.P432 : 高分子科学要論第二

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特に指定はないが、関連する項目を受講していることがのぞましい

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