表示デバイス材料として用いられている液晶と液晶表示の動作原理を理解する
(1)中間相としての液晶
(2)物質の光学定数と光学特性
(3)複屈折物質と偏光の取り扱
(4)薄膜の特性評価手法
(5)ネマチック液晶の物性と表示デバイス
表示デバイスとして最も広く使われている液晶ディスプレイについて、材料である液晶の性質と表示デバイスの動作原理理解に必要な偏光や薄膜を含む光学的性質について理解する。
液晶、複屈折、光学薄膜、偏光
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
講義を主体で行う
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 中間相としての液晶の種類について、長距離秩序という概念を用いて説明する。 | |
第2回 | 液晶の配向秩序の表現方法について、直交関数展開という概念を用いて説明する | |
第3回 | 液晶における相転移液晶を題材に現象論的な相転移の理論を説明する | |
第4回 | ネマチック液晶の物性に関して、液晶の弾性など、液晶表示に関わる部分を解説する | |
第5回 | 誘電体の光学的性質について屈折率の分散を含めて古典的モデルにより説明する | |
第6回 | 複屈折物質および薄膜光学について、液晶ディスプレイに必要な部分を説明する。 | |
第7回 | 液晶表示デバイスに関して主な方式と歴史の解説を行う | |
第8回 | 表示デバイス以外の液晶の活用 | 後半部で評価課題の提示を行う。 |
特に指定なし
特に指定なし
授業内容に関連した、液晶の物性及び複屈折物質の光学などに関するレポート課題による
特に無し