本講義は、環境エネルギーに関連したイノベーション創出に必要となる、俯瞰的な基礎力とコミュニケーション力を主体的に学ぶことを目的とする。専門とするバックグラウンドが異なるエネルギー・情報コースの学生がお互いに研究内容を説明して討論することにより、研究の新たな価値の創生に向けた多様な視点や、今後のグローバル社会との関連が明確になることを期待する。具体的には、自分の研究のエネルギーイノベーションに対する研究構想を具体化してポスター発表し、分野の異なる学生や教員との討論を行うことにより、自らの考えを論理立てて文章にまとめて発表するプレゼンの基礎力、ならびに俯瞰力を学ぶ。
エネルギーイノベーション競創プロジェクトを履修することにより,次の能力を修得する。
1)環境エネルギー分野におけるグローバルな課題,データ科学アプローチ,研究の潮流を理解する能力
2)研究に関する自らの考えを論理立てて文章にまとめ,発表する能力
3)専門知識を基礎として,エネルギーに関する他の分野の内容について理解し、考察、提案する能力
プロジェクト,課題設定,プレゼンテーション力,異分野融合
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
専門分野の異なる学生や教員に自身の研究のテーマや重要性について分かりやすく説明し、議論するための準備を行う。文献を調べることや研究室における議論を通して、自分の研究テーマで着目した環境エネルギー問題とグローバル社会との繋がりを明確にし、エネルギーイノベーションに対する研究構想を具体化する。各受講生をグループに分け、研究の構想と重要性をポスターセッションで発表し、専門分野の異なる学生や教員との討論を行う。エネルギー・情報コースの全7系が横断的に一堂に会するイベントを開催してポスターセッションを設け、その年々の企画による講演会やパネルディスカッションを同時に行う。日時と場所は決まり次第連絡する。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | - オリエンテーション、グループ分けの決定 - エネルギーイノベーションに対する研究構想の具体化 - エネルギーイノベーションに対する研究構想のポスター発表と討論 | - 授業の目的,概要が説明できるようになる。 - 研究目標と計画を具体化し、研究内容を他者と議論ができるようになる。 - 受講者の行う研究において,エネルギー問題、社会における位置づけが説明できるようになる。 |
特に定めない
必要に応じて指定する。
研究構想の具体化と発表を通じた到達目標1)~2) (70%)
研究発表での討論を通じた到達目標3)(30%)
特に定めない
エネルギーコース主任および担当者:event[at]energy.titech.ac.jp
随時受け付け。事前にE-mailで連絡をすること。