2024年度 界面化学(C)   Interface Chemistry (C)

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開講元
材料系
担当教員名
松本 英俊  松下 祥子 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
-
クラス
-
科目コード
MAT.C317
単位数
2
開講年度
2024年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2024年3月14日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

界面現象は、ほとんど全ての日常生活や産業分野に関連している重要な項目です。エネルギー変換、生体材料、電子材料すべての応用の基礎になります。本講義では、幅広いコロイド界面化学分野全般に触れ、実学の基礎を築くことを目的とします。

到達目標

本講義を履修することにより、コロイド界面化学の基本的な単語を知り、説明ができるようになることを目標とします。

キーワード

コロイド、界面、界面活性剤、脱吸着、接触角、界面電気2重層

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

黒板・スライドを利用しながら各項目を説明し、必要に応じてプリント配布・小テストなどを行う。
なお、学内の状況がオンラインを推奨している場合は、テスト以外はオンラインで行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 電気双極子モーメント 電気双極子モーメントについて学ぶ
第2回 分子間相互作用 分子間力と引力の関係について学ぶ
第3回 気体と液体 表面張力などについて学ぶ
第4回 固体表面 固体表面について学ぶ
第5回 表面における吸着 吸着現象について学ぶ
第6回 表面における触媒作用 触媒作用について表面の知見から学ぶ
第7回 中間テスト 中間テストを実施する
第8回 界面の電気的性質1 仕事関数など、界面の持つ物理的特性を学ぶ
第9回 界面の電気的性質2 電気二重層など、界面の持つ電気化学的特性を学ぶ
第10回 界面の電気的性質3 金属/電解液、半導体/電解液、半導体/半導体界面の現象について学ぶ
第11回 水系・非水系の分散 水・非水中での物資部の分散について学ぶ
第12回 濡れ・接触角、接着・接合 物体と物体の界面形成について学ぶ
第13回 界面の自発変動 液体/液体界面の自発変動現象から非平衡熱力学への導入を学ぶ
第14回 予備日 予備
第15回 試験 これまでの知識の習得度を確認する。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね30分を目安に行うこと。

教科書

Peter Atkins, Julio de Paula 『アトキンス物理化学(下)第10版』, 16章・22章 東京化学同人, ISBN: 978-4-8079-0909-4 (1~7回)
近藤保「新版 界面化学」三共出版 (8~15回)ISBN: 978-4-7827-0761-6 C3043

参考書、講義資料等

北原文雄「界面・コロイド化学の基礎」講談社サイエンティフィク

成績評価の基準及び方法

界面現象の各項目とその応用に関する理解度を、試験(80%)と講義中に出題する小テスト等(20%)により評価する。

関連する科目

  • MAT.P204 : 物理化学(化学熱力学)

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし。

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