2024年度 有機高分子化学   Organic and Polymer Chemistry

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開講元
材料系
担当教員名
柘植 丈治  安楽 泰孝 
授業形態
講義    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月1-2(S7-201)  木1-2(S7-201)  
クラス
-
科目コード
MAT.C303
単位数
2
開講年度
2024年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2024年3月18日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義は高分子科学の入門であり、高分子の合成、構造および物性および高性能、機能性高分子や生体高分子について概説する。

到達目標

本講義を履修することで次の能力を修得する。
1.高分子合成における基本的な反応を説明できる。
2.高分子の構造を説明できる。
3.高分子溶液の基本概念を説明できる。
4.構造と物性の関係を説明できる。
5.高分子の各種性質を述べることができる。
6.高性能、機能性高分子について説明できる。
7.生体高分子について説明できる。

キーワード

高分子、構造、合成、物性、高性能高分子、機能性高分子、天然高分子、生体高分子

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

資料やスライドを利用し、各項目を説明。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 概論 高分子の種類、歴史および代表的な高分子の概要を学ぶ。
第2回 高分子の分子・固体構造 高分子の化学構造、幾何学的な構造、コンフィギレーション、微細組織、結晶構造、単結晶について学ぶ。
第3回 高分子の熱物性 高分子の融解温度およびガラス転移温度を学ぶ。
第4回 分子量測定 分子量と分子量分布、質量分析法、ゲルパーミエションクロマトグラフィー、粘度法について学ぶ。
第5回 高分子合成(重縮合、重付加、付加縮合) 重縮合、重付加、付加縮合の反応と代表的な高分子について学ぶ。
第6回 高分子合成(ラジカル重合、イオン重合) ラジカル重合の反応機構、反応速度、共重合, アニオンとカチオン重合、配位重合、リビング重合につてい学ぶ。
第7回 高分子の分解 高分子の分解がどのように進行するのかについて学ぶ。
第8回 高分子の反応 高分子反応の特徴を学ぶ。
第9回 高分子の分子形態 高分子の特徴的な分子形態を学ぶ。
第10回 高分子の物性 高分子特異的な物性について学ぶ。
第11回 ゲルの構造と物性 高分子ゲルの物性について学ぶ。
第12回 生体高分子 生体由来の高分子について学ぶ。
第13回 測定法と解析法 高分子の構造や物性に関する測定法について学ぶ。
第14回 まとめ 全体のまとめ

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

資料などはT2SCHOLAから配布。

参考書、講義資料等

高分子学会編 基礎高分子科学

成績評価の基準及び方法

高分子の合成、構造および物性、機能性高分子や生体高分子に関する理解度を筆記試験で評価する。

関連する科目

  • 特になし

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

柘植丈治
tsuge.t.aa[at]titech.ac.jp, 045-924-5420
安楽泰孝
anraku.y.aa[at]m.titech.ac.jp, 03-5734-3960

オフィスアワー

メールで事前に確認すること。

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