2024年度 有機化学(構造−I)   Organic Chemistry (Structure-I)

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
材料系
担当教員名
道信 剛志 
授業形態
講義    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金3-4(M-124)  
クラス
-
科目コード
MAT.P211
単位数
1
開講年度
2024年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2024年3月14日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

有機化学は,生命科学から材料科学まで広い分野の基礎となるサイエンスである。本講義では,有機化学の基本概念から始めて,基本的有機化合物(アルカンおよびシクロアルカン)の構造と特徴,有機化合物の構造と異性(構造異性・幾何異性・立体異性),有機化合物の構造決定法等について講じる。

到達目標

有機化合物の構造と反応について学び,有機化学反応の機構を理解する。具体的には,有機化合物の結合論,共鳴の概念,有機電子論,立体化学など有機構造化学や有機反応化学の基礎概念,および核磁気共鳴分光法による構造決定法を学び,これらに基づいた反応機構を理解するための基礎力を涵養する。なおこの科目は,有機化学(構造-II),さらに有機化学(反応),有機化学(機能),有機材料合成化学A,B,C,有機機能生化学,有機機能材料化学に継続する基礎科目である。

キーワード

有機化学,有機反応,アルカン,シクロアルカン,構造異性,幾何異性,立体異性,核磁気共鳴分光法

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

毎回の講義前半で前回のまとめを行い,今回の要点を示す。講義の後半で,前半で示した要点を教授すると共に,必要に応じて問題を解かせる。各回の学習目標をよく読み,予習・復習を行って下さい。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 有機化学の基本概念:構造と結合 有機化学の基本概念:構造と結合を説明できるようになる。
第2回 極性共有結合;酸と塩基 極性共有結合;ブレンステッド酸と塩基およびルイス酸と塩基を説明できるようになる。
第3回 有機化合物:アルカンとその立体化学 有機化合物:アルカンとその立体化学を説明できるようになる。
第4回 有機化合物:シクロアルカンとその立体化学 有機化合物:シクロアルカンの異性体とその立体化学を説明できるようになる。
第5回 四面体中心における立体化学 四面体中心における立体化学を説明できるようになる。
第6回 構造決定:核磁気共鳴分光法 核磁気共鳴分光法を理解し,それを用いて化学構造を決定できるようになる。
第7回 復習および期末試験 各項目の内容を復習し,十分に理解できるようになる。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

マクマリー「有機化学(上)第9版」 東京化学同人

参考書、講義資料等

未定

成績評価の基準及び方法

宿題・レポートおよび期末試験で合否を判定する。

関連する科目

  • MAT.P212 : 有機化学(構造-II)
  • MAT.P213 : 有機化学(反応)A
  • MAT.P214 : 有機化学(反応)B
  • MAT.P311 : 有機化学(機能)A
  • MAT.P312 : 有機化学(機能)B
  • MAT.P314 : 有機材料合成化学A
  • MAT.P315 : 有機材料合成化学B
  • MAT.P316 : 有機材料合成化学C
  • MAT.P395 : 有機機能材料化学
  • MAT.P396 : 有機機能生化学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修条件は特に設けないが,関連する科目を履修することが望ましい。

このページのトップへ