相平衡,相転移,混合,溶液,化学平衡などの物理化学的状態や現象について化学ポテンシャルに基づいて講述する。
相平衡,相転移,混合,溶液,化学平衡などの物理化学的状態や現象を化学ポテンシャルを用いて熱力学的に記述するスキルの習得を目的とする。
化学ポテンシャル, 化学平衡, 相平衡, 相転移, 混合, 溶液
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
毎回の講義の前半で,復習を兼ねて前回の演習問題の解答を解説します。講義の後半で,その日の教授内容に関する演習問題に取り組んでもらいます。各回の学習目標をよく読み,課題を予習・復習で行って下さい。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 純物質の熱力学的な記述 | 相の安定性, 相図,クラウジウス-クラペイロンの式の理解 (4A・4B) |
第2回 | 混合物の熱力学的記述 | 混合物の熱力学的な記述とギブズ-デュエムの式の理解(5A) |
第3回 | 溶液の性質 | 溶液の熱力学的な記述,束一的性質の理解(5B) |
第4回 | 2成分系・3成分系の相図 | 相図の読み方とてこの規制の理解(5C・5D) |
第5回 | 活量 | 溶液と溶媒の活量,活量係数,マルグレスの式の理解(5E) |
第6回 | 化学平衡 | 反応ギブズエネルギー,平衡定数,ルシャトリエの原理,ファントホッフの式の理解 (6A・6B) |
第7回 | 総括 | 学習内容の総括 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
Peter Atkins, Julio de Paula 『アトキンス物理化学(上)第10版』, 4章・5章・6章 東京化学同人, ISBN: 978-4-8079-0908-7
授業で扱う資料は,事前にT2SCHOLAにアップする。
化学ポテンシャル,相図,相転移,混合,溶液,化学平衡について,その理解度を評価。配点は,期末試験(80%),演習(20%)。
履修条件は特に設けない。