2017年度 金属工学実験第二   Metallurgical Engineering Laboratory II

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開講元
材料系
担当教員名
小林 郁夫  竹山 雅夫  中村 吉男  史 蹟  藤居 俊之  須佐 匡裕  熊井 真次  西方 篤  尾中 晋  梶原 正憲  細田 秀樹  河村 憲一  上田 光敏  林 幸  小林 能直  村石 信二  多田 英司  木村 好里  寺田 芳弘  曽根 正人  稲邑 朋也  中辻 寬  合田 義弘  中田 伸生  小林 覚  三宮 工 
授業形態
    
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火5-8(S8-110,ほか)  金5-8(S8-110,ほか)  
クラス
-
科目コード
MAT.M351
単位数
2
開講年度
2017年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2017年3月17日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

【概要】金属工学は,金属物理学,金属化学,金属材料学,金属加工学などの広範な分野を対象とする学問である.金属工学総合実験では,これらの分野から金属工学科の学生が習得しておくべき基本的な実験技術や解析方法を抽出し,金属の物理的,化学的な実験評価法を学ぶ.
【ねらい】金属工学で代表的な基礎実験手法を習得する.金属の物理的・化学的性質に由来する物性や現象を理解し,金属組織と特性の関連性について学ぶ.

到達目標

【到達目標】 結晶構造,相・相変態,および磁気特性は物質の基礎物性であり,金属材料の研究・開発においてもこれらの評価を避けて通れない.金属薄膜特性の評価,X 線粉末法による相同定と格子定数の精密測定,示差走査熱量計による相変態点の測定,振動試料型磁力計による飽和磁化の測定方法をとりあげ,これらの測定の基礎を習得することを目的としている.
【テーマ】 金属薄膜の特性評価,金属・合金の相変態と構造・熱・物性,金属の腐食と酸化,鉄鋼製

キーワード

真空プロセス,薄膜,比抵抗, 光学特性

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

班分け・実験日は,ガイダンスでの担当教員の指示にしたがう

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 金属薄膜:銀薄膜の蒸着と電気抵抗率その場測定 (その場測定) レポート提出は,担当教員の指示にしたがう.
第2回 金属薄膜:銀薄膜の蒸着と電気抵抗率その場測定 (4短針法)
第3回 金属薄膜:Au薄膜およびAuナノ粒子の光学特性 (Au連続膜)
第4回 金属薄膜:Au薄膜およびAuナノ粒子の光学特性 (Auナノ粒子)
第5回 金属・合金の相変態と構造・熱・物性:X 線回折による規則・不規則合金の結晶構造解析
第6回 金属・合金の相変態と構造・熱・物性:示差走査熱量分析による融点・キュリー点の測定
第7回 金属・合金の相変態と構造・熱・物性:振動試料型磁力計による強磁性合金の磁化測定
第8回 金属の腐食と酸化:金属の水溶液腐食① (試料準備)
第9回 金属の腐食と酸化:金属の水溶液腐食② (測定と解析)
第10回 金属の腐食と酸化:金属の高温酸化① (試料準備と酸化実験)
第11回 金属の腐食と酸化:金属の高温酸化② (酸化皮膜の同定と成長速度)
第12回 鉄鋼製錬:鉄鉱石の水素還元とその速度論① (熱重量測定)
第13回 鉄鋼製錬:鉄鉱石の水素還元とその速度論② (解析)
第14回 鉄鋼製錬:スラグによる溶銑中の硫黄除去① (脱硫)
第15回 鉄鋼製錬:スラグによる溶銑中の硫黄除去② (濃度分析)

教科書

金属工学総合実験(東京工業大学)

参考書、講義資料等

特になし

成績評価の基準及び方法

レポート

関連する科目

  • MAT.M352 : 金属工学実験第三

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

関連科目を履修することが望ましい

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