本講義では放射線治療の中でもX線体外照射と小線源治療の臨床を紹介し解説する。
放射線治療の臨床は医学のみならず理工学や生物学、心理学などの上に成り立っている。がん診療において放射線治療が手術や抗がん剤治療と異なることを理解し、その意義と役割を認識した上で、多方面から問題点を指摘し解決策について議論したい。
1)小線源治療を理解し、その問題点を挙げ解決策を提案できる。
2)体外照射を理解し、その問題点を挙げ解決策を提案できる。
3)小線源治療と体外照射の併用療法の問題点を挙げ解決策を提案できる。
4)高精度放射線治療の問題点を挙げ解決策を提案できる。
放射線治療、小線源治療、体外照射、高精度放射線治療、がん治療
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
スライドを用いて放射線治療の臨床を説明し、随時、質疑応答および議論を行う。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 小線源治療の臨床 | 口腔癌の放射線治療の理解 |
第2回 | 体外照射治療の臨床 | 乳癌の放射線治療の理解 |
第3回 | 小線源治療と体外照射治療の併用療法の臨床 | 子宮癌の放射線治療の理解 |
第4回 | 高精度放射線治療の臨床 | 前立腺癌の放射線治療の理解 |
第5回 | 放射線治療を用いた集学的がん治療の臨床 | 化学放射線療法や術後放射線療法の理解 |
指定しない。
講義スライドのハンドアウトを配布。
毎回の講義時に行うテストで評価する。
履修の条件を設けない。