2024年度 価値創造論   Value Creation

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開講元
経営工学コース
担当教員名
井上 祐樹 
授業形態
講義    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月5-6(W9-425)  木5-6(W9-425)  
クラス
-
科目コード
IEE.D431
単位数
2
開講年度
2024年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2024年3月14日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

企業は事業を行う存在であるが、事業とは価値を創造し、そしてそれを顧客に届ける活動である。本講義では企業が価値を生み出すうえでのいくつかの重要な観点を取り上げ、これらに関する基礎的な専門知識を体系的に理解することを目的とする。また、実際に自分達でビジネスアイデアを考案し、それらに講義する専門知識を応用してみることで、価値創造に関する各種観点への理解を体感的に達成することを目指す。

到達目標

①価値創造に関するいくつかの理論を理解し、その視点からビジネスアイデアの提案や改良ができるようになることを目指す。
②価値創造に関するいくつかの実用的な指標やツールを活用できるようになる。
③価値創造に関する提案を適切な形でプレゼンテーションできる能力を身に付ける。

キーワード

イノベーション、アントレプレナーシップ、プラットフォーム、エコシステム、サービス、価値創造

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

(a) はじめにグループ分けを行い、グループごとにオリジナルのビジネスアイデアを提案する。
(b) 毎回の講義において、価値創造に関する基本的な講義を行う。そして、それら内容に基づいた課題を提示するので、グループは自分たちで設定したビジネスアイデアに関して、その課題にどのように取り組むかを検討する。
(c) 検討結果は適宜、パワーポイント等にまとめて提出し、クラス全体でディスカッションを行う。
(d) ペーパーテストの期末試験は実施せず、代わりに毎回のグループワークの発表成果とそこへの貢献度、ディスカッションへの積極的参加の程度を主な評価基準とする。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 ガイダンス 価値創造の概念を説明できる
第2回 チームビルディングと初期のビジネスアイデアの検討 特定のビジネス形態における価値創造の在り方を説明できる。
第3回 イノベーション(講義・演習) イノベーション創出の観点からの価値創造の方法を説明できる。
第4回 イノベーション(発表・全体討議) 特定のビジネス形態における価値創造のためのイノベーション戦略を策定できる。
第5回 サービスと価値共創(講義・演習) サービスビジネスの観点からの価値創造の方法を説明できる。
第6回 サービスと価値共創(発表・全体討議) 特定のビジネス形態における価値共創の在り方を提案できる。
第7回 プラットフォームとエコシステム(講義・演習) プラットフォームビジネスの観点からの価値創造の方法を説明できる。
第8回 プラットフォームとエコシステム(発表・全体討議) 特定のビジネス形態におけるプラットフォーム化の方法を整理できる。
第9回 カテゴリと独自性(講義・演習) カテゴリ戦略の観点からの価値創造の方法を説明できる。
第10回 カテゴリと独自性(発表・全体討議) 特定のビジネス形態におけるカテゴリ戦略の実装方法を提案できる。
第11回 共鳴現象(講義・演習) 共鳴現象を活用した価値創造のパターンを説明できる。
第12回 共鳴現象(発表・全体討議) 特定のビジネス形態における共鳴を狙った施策を提案できる。
第13回 最終発表準備 これまでの検討内容を集約し、独自に生み出した価値を提案する。
第14回 最終発表 これまでの成果を発表し、討議を得ることで理解と学びを得る。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特に定めない。

参考書、講義資料等

T2SCHOLAにより講義資料を提供する。

成績評価の基準及び方法

毎回の課題のクオリティ:50%; 最終発表のクオリティ:30%; 全体討議への積極的参加:20%

関連する科目

  • IEE.D203 : マーケティング
  • IEE.D332 : イノベーション論
  • IEE.D201 : 経営管理論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

経営管理論、マーケティング、イノベーション論を履修していること、または同等の知識があること。

その他

十分に充電されたノートパソコンを持参すること。

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