【概要】
環境やエネルギーなどに関する、地球規模の複雑なシステムの挙動を考えるために必要な、システム思考とORに関する基礎的な事項およびシミュレーション技法について学ぶ。
【ねらい】
工学的システムを分析するために必要となる、分野横断的な抽象化能力を身につけることを目的とする。
工学的システムを分析するために必要となる、問題の定式化や因果関係の捉え方、およびシステムズダイナミクスのモデリングとシミュレーション技法を身につけている。
最適化問題、多面集合、組合せ最適化、ゲーム理論、システムズダイナミクス、因果ループ図、ストックとフロー
✔ 専門力 | 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
・システムズダイナミクスでは、チームベース(4人1チーム)でプロジェクトを行い、レポート作成およびプレゼンテーションを行う。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 【オリエンテーションおよび講義(飯島)】システム・モデル・シミュレーション | |
第2回 | 【講義(松井)】ゲーム理論とOR Ⅰ | |
第3回 | 【講義(松井)】ゲーム理論とOR Ⅱ | |
第4回 | 【講義(松井)】ゲーム理論とOR Ⅲ | |
第5回 | 【講義(松井)】 ゲーム理論とOR Ⅳ | |
第6回 | 【講義(松井)】 ゲーム理論とOR Ⅴ | |
第7回 | 【講義(飯島)】 ビジネスダイナミクスと因果ループ図 | グループ発表の準備 |
第8回 | 【講義(飯島)】 因果ループ図 | |
第9回 | 【講義および演習(飯島)】 ストックとフロー | |
第10回 | 【演習(飯島)】 シミュレータの利用 | |
第11回 | 【演習(飯島)】 シミュレーション1 | |
第12回 | 【演習(飯島)】 シミュレーション2 | |
第13回 | 【演習(飯島)】 グループ活動1: モデリング | |
第14回 | 【演習(飯島)】グループ活動2: シミュレーション | |
第15回 | 【演習(飯島)】グループ発表 |
参考書にリストアップしている文献等を適宜用いる。
[1] John D. Sterman, Business Dynamics: Systems Thinking and Modeling for a Complex World, McGraw-Hill, 2000. 他
[2] D. Luenberger and Y. Ye, Linear and Nonlinear Programming, Springer; 3rd ed. 2008.
[3] 武藤滋夫,『ゲーム理論入門』,日本経済新聞社,2001
[4]坂井豊貴,『マーケットデザイン入門-オークションとマッチングの経済学-』, ミネルヴァ書房, 2010.
[5] 坂井豊貴、藤中裕二、若山琢磨,『メカニズムデザイン-資源配分制度の設計とインセンティブ』,ミネルヴァ書房,2008.
[1] John D. Sterman, Business Dynamics: Systems Thinking and Modeling for a Complex World, McGraw-Hill, 2000. 他
[2] D. Luenberger and Y. Ye, Linear and Nonlinear Programming, Springer; 3rd ed. 2008.
[3] 武藤滋夫,『ゲーム理論入門』,日本経済新聞社,2001
[4]坂井豊貴,『マーケットデザイン入門-オークションとマッチングの経済学-』, ミネルヴァ書房, 2010.
[5] 坂井豊貴、藤中裕二、若山琢磨,『メカニズムデザイン-資源配分制度の設計とインセンティブ』,ミネルヴァ書房,2008.
出席、小テスト、最終試験などにより、総合的に評価する。
この講義は,学部生が申告することはできない。
『数理工学』および『情報システム基礎』(いずれも経営工学系)を履修していることが望ましい
『非協力ゲーム理論』および『協力ゲーム理論』(いずれも経営工学系を履修していることが望ましい。
iijima.j.aa[at]m.titech.ac.jp
内線 3942
環境およびエネルギーなどの、人工的システムを含む、複雑な対象を分析するためには、分野横断的な抽象化能力を身につけることが必要です。