2024年度 経営管理論   Introduction to Management

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
経営工学系
担当教員名
井上 祐樹  永田 京子  EKO HERU PRASETYO 
授業形態
講義 / 演習    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月1-2(W9-311)  木1-2(W9-311)  
クラス
-
科目コード
IEE.D201
単位数
2
開講年度
2024年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2024年3月14日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

本講義は,経営学(経営戦略・マーケティング・会計等),企業経済学などの発展的研究への導入の位置づけである。経営工学系の多くの学生が企業活動を研究対象とすることを前提に,本講義は企業そのものを理解するため,企業活動の目的,ルール,管理の基本知識を講義する。はじめに経営学の基礎的な内容を教科書に沿って網羅的に解説する。次に,アカウンティング・リテラシーとして損益分岐点分析を学ぶとともに,既存ビジネスの課題を特定とその改善策の提案に挑戦する。最後に,ビジネスプランやビジネス・キャンバスの応用など、事業開発(business development)の要素について説明する。その後、プラットフォーム主導型ビジネスの概念について議論し、ケーススタディで締めくくる。

到達目標

受講生の企業経営そのものに対する関心を高め,今後,社会人として企業とかかわる上での必要不可欠となる基本的な知識を身につける。企業社会のシステムそのもの,及び経営工学系の専門科目と企業経営の実際の関連性に関する理解を深める。

キーワード

経営管理、株式会社制度、経営戦略、投資評価、マーケティング、会計、企業価値

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

3人の教員が分担し講義する。井上が最初の5回を担当し,経営戦略,組織論、人的資源管理論といった、経営学の基礎的内容を講義する。次の5回(または4回)を永田が担当し,ビジネスモデルの分析手法に関する講義と学習成果を応用するためのグループワークを実施する。最後に(4回)Ekoが担当し、ビジネス開発、特にデジタル・プラットフォームとウーバー・テクノロジーのケーススタディに焦点を当てる。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 ガイダンス・経営学とは 経営学とは何かを説明できる
第2回 企業論・経営戦略論・組織論 企業論・経営戦略論・組織論について概要を説明できる
第3回 生産管理・組織構造・人的管理論 生産管理・組織構造・人的管理論の概念を解説できる
第4回 国際経営・マーケティング 国際経営・マーケティングの特定の課題を分析する
第5回 前半部分の学習内容の発表 経営学の基礎的概念を体系的に扱うことができる
第6回 アカウンティング・リテラシー(1) 教科書2章の復習
第7回 アカウンティング・リテラシー(2) 損益分岐点分析の基礎を学習する
第8回 既存のビジネスモデル分析 現実のビジネスを分析する
第9回 ビジネスモデルの改善案の提案(前半) ビジネス改善案の発表・評価
第10回 ビジネスモデルの改善案の提案(後半) ビジネス改善案の発表・評価
第11回 ビジネスプランの入門 事業創造におけるリーン・プロセスの理解
第12回 ビジネス・キャンバス ビジネス・プランのビジネス・キャンバスへの応用
第13回 デジタル・プラットフォームと戦略 プラットフォームと従来のビジネスの違いを分析
第14回 ケーススタディ ウーバー・テクノロジーズ 現実のビジネスを分析する

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

『経験から学ぶ経営学入門(第2版)』有斐閣
現代経営入門:高橋・丹沢・花枝・三浦著(有斐閣ブックス)

参考書、講義資料等

講義資料は事前にT2SCHOLAからダウンロードすること。原則としてハンドアウトは配布しない。

成績評価の基準及び方法

3人の教員がそれぞれの担当セクションにおける評価を 課題提出および期末試験により行った上、授業時間の配分比で総合点を算出して評価を行う。

関連する科目

  • IEE.D202 : 会計基礎論
  • IEE.D203 : マーケティング
  • IEE.D302 : 経営財務論
  • IEE.D301 : 経営戦略・組織論
  • IEE.C301 : 経営情報システム

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

このページのトップへ