2023年度 品質管理   Quality Management

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開講元
経営工学系
担当教員名
魚住 龍史 
授業形態
講義 / 演習    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火5-6(WL2-301 (W631))  金5-6(WL2-301 (W631))  
クラス
-
科目コード
IEE.C302
単位数
2
開講年度
2023年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2023年12月5日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義は理論的な理解のみならず実践的な活用を念頭に品質管理の基本的知識,原理原則,方法論について学ぶ。取り扱うテーマとしては統計的品質管理,TQM,QC7つ道具,多変量解析,実験計画法,品質工学,信頼性工学などが挙げられる。多変量解析では,データ分析を通じて,自ら仮説を考え,検証し,その成果についてプレゼンテーションを行う。また実験計画法ではグループワークに基づく実験とデータ解析を行うものとする。
本講義では,品質管理における効率化に寄与する基本的知識と実践スキルを習得することを目的とする。

到達目標

本講義を履修することにより,以下の知識と能力を修得する。
(1) 品質管理や多変量解析,実験計画法,品質工学,信頼性工学についての基礎知識を身につける。
(2) 品質上や工学上の問題解決においてSQCの方法論を活用する。
(3) 仮説設定と多変量解析に基づく評価ができる。
(4) 多変量解析結果についての計算,解釈・説明ができる。
(5) 効率的な実験,データ収集,データ解析が行える。

キーワード

統計的品質管理,TQM,管理図,多変量解析,実験計画法,品質工学,信頼性工学

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

各トピックスにおいて講義とディスカッションを行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 オリエンテーション 講義概要の理解
第2回 品質管理の基礎 品質管理の概念に関する基礎的理解
第3回 SQCとQC7つ道具 SQCとQC7つ道具についての基礎的理解
第4回 各種管理図法 3σの原則に基づくデータの要約と視覚化についての理解
第5回 多変量解析(1) 回帰分析と判別分析 回帰分析と判別分析に関する理解
第6回 多変量解析(2) 主成分分析と因子分析 主成分分析と因子分析に関する理解
第7回 多変量解析演習 (テーマ選定とデータ収集) テーマ選定とデータ収集
第8回 多変量解析演習 (データ解析) 仮設設定とデータ解析
第9回 多変量解析演習発表会(1/2) 多変量解析演習に関するプレゼンテーション
第10回 多変量解析演習発表会(2/2) 多変量解析演習に関するプレゼンテーション
第11回 分散分析と構造模型 実験の仕方と分析方法についての理解
第12回 実験計画法(1) グループワーク演習とデータ解析 紙ヘリコプターを用いたグループワークとデータ解析
第13回 実験計画法(2) 直交表 直交表を用いた実験
第14回 品質工学 品質工学に関する基礎的知識の理解

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

講義資料を配布する。

参考書、講義資料等

[参考書であり,教科書としては使用しない]
鐵健司「新版 品質管理のための統計的方法入門」日科技連,2000年.

成績評価の基準及び方法

期末試験,演習レポート,プレゼンテーション

関連する科目

  • IEE.A204 : 経営・経済のための確率
  • IEE.A205 : 経営・経済のための統計

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

「経営・経済のための確率」ならびに「経営・経済のための統計」を履修していること,または同等の知識があること

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