高度情報通信社会の構築に必要となる情報セキュリティ関連の技術として暗号方式やICカードシステムなどの基盤技術を習得するとともに,政府等で進められている情報政策への取り組み事例などを通して,実際のIT社会へのどのように展開されているかについて技術,運用,制度等の視点から学びます。
具体的な講義項目は,暗号技術やネットワークセキュリティ、情報処理技術、我が国におけるICT政策などです。
本講義では,従来学んできた様々な情報技術がどのように実社会で利用されているかを,具体的な事例を踏まえて習得し,今後,情報通信工学の技術者となるために必要な基礎を築くことを目的としています。
本講義を履修することによって,以下の能力を習得する
1)社会情報システムの基礎から応用までの知識を体系的に身につける
2)その実際の応用や解決が求められている課題について理解することができる
情報システム、情報セキュリティ、ネットワークセキュリティ、社会情報システム、政府調達
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
各回ごとに講義を行いますので、授業後に講義の復習を行ってください。
毎回の授業で出席をとります。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 情報化社会・情報セキュリティ | 情報とデータの違いを説明できるようになり、情報化社会の重要性を説明できるようになる |
第2回 | 暗号技術とネットワークセキュリティ | ネットワーク分野で用いられている暗号化手法を説明できるようになる |
第3回 | 我が国のIT政策の概要 及び ICTの研究開発の在り方 | IT政策の立案方法を理解し、それを踏まえた研究開発立案方法を説明できるようになる |
第4回 | ICT分野における標準化政策の概要 | 情報分野の標準化手順を説明できるようになる |
第5回 | 認証の手法とICカード | ICカードを用いた認証システムを説明できるようになる |
第6回 | 情報システム構築と第三者評価 | 情報システムの第三者評価の仕組みを説明できるようになる |
第7回 | 情報セキュリティ | 世の中で利用されている情報セキュリティ技術を説明できるようになる |
第8回 | 事例に見る情報セキュリティ | 具体的なシステムでどのようにセキュリティ技術が使われているかを説明できるようになる |
第9回 | 情報システム専門家の倫理 | 情報システムの専門家に必要な倫理観を説明できるようになる |
第10回 | 情報システム専門家の自己研鑚 | 情報システムの専門家としての自己能力向上法を説明できるようになる |
第11回 | 政府調達 | 政府調達の仕組みを説明できるようになる |
第12回 | BPMN | ビジネスフローを可視化できるようになる |
第13回 | 政府情報システム | 政府情報システムの構築手順を説明できるようになる |
第14回 | 番号制度 | 番号制度の仕組みを説明できるようになる |
第15回 | 医療分野の情報化 | 医療分野の情報化の状況を説明できるようになる |
特になし
授業で扱う全ての資料は、事前にOCW-iにアップする。
IT技術、情報システムなどに関する理解度を評価する。授業課題・小テスト・期末レポートで成績を評価する。
特になし