2016年度 システムLSI設計(組み込みソフトウェア設計)   Engineering of System LSI Design (Embedded Software Design)

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開講元
情報通信コース
担当教員名
風見 晴雄  枝廣 正人  小野 洋彦  星 光行  平山 雅之  小林 正和  青木 奈央 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金3-6(S321)  
クラス
-
科目コード
ICT.I516
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2016年1月11日
講義資料更新日
2016年12月5日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

プログラムを内蔵して動作する組込みシステム及びその形式で実現されるシステムLSIにおける最新のリアルタイムOSやデバイスドライバ等の組込みソフトウェアの設計について学ぶ。

到達目標

組み込みソフトウエアのアーキテクチャ、リアルタイムシステム、ソフトウエア開発環境や開発管理技術など、実際の事例を挙げながら解決方法の理解を深め、これからのLSI技術者やシステム技術者に不可欠な設計手法を習得する。

キーワード

組み込みシステム、組み込みソフトウエア、リアルタイムシステム、ソフトウエア開発環境

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

組み込みソフトウエア開発に関する様々な技術背景や設計手法を解説しながら、これらの課題を解いていく。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 マイクロプロセッサと組み込みシステムの技術変遷 マイクロプロセッサと組み込みシステムの発展の歴史と、その中で組み込みソフトウエアの開発環境の変遷を理解する。
第2回 組み込みOSと組み込みソフトウエアの現状 組込みOSの種類や組み込みソフトウエアの動作制約や開発規模の現状を理解する。
第3回 リアルタイムシステムの概念 リアルタイムシステムの基本要件や機能について理解する。
第4回 リアルタイムシステムにおけるRTOSとマルチタスク機構 リアルタイムOSの機能とマルチタスク処理の仕組みについて理解する。
第5回 リアルタイムシステムにおけるRTOSとデバイスドライバ デバイスドライバ機能とRTOSとの関係性について理解する。
第6回 ミドルウェアとプラットフォーム (1) 組み込みシステムにおける基盤ソフトウエアとしてのミドルウエアと実行環境プラットフォームについて理解する。
第7回 ミドルウェアとプラットフォーム (2) リアルタイムシステムプラットフォームの実例としてLinuxやT-Engineなどについて理解する。
第8回 組み込みソフトウエアの開発ツールと開発環境 組み込みソフトウエアの各開発工程における開発ツールや統合開発環境について理解する。
第9回 組み込みシステムにおけるソフトウエア工学 組み込みソフトウエア開発におけるソフトウエア工学の適用方法について理解する。
第10回 組み込みソフトウエアコンポーネントとソフトウエア検証 組み込みソフトウエアにおける部品化再利用設計手法とソフトウエア検証方法について理解する。
第11回 組み込みソフトウエア開発プロセスと品質管理 組み込みソフトウエアの開発管理やソフトウエア品質管理の手法を理解する。
第12回 組み込みソフトウエア開発事例 (1) 具体的な組み込みソフトウエア開発事例における実際のソフトウエア開発工程や様々な設計制約について理解する。
第13回 組み込みソフトウエア開発事例 (2) 具体的な組み込みソフトウエア開発事例におけるソフトウエアアーキテクチャ、ミドルウエア、製品テストについて理解する。
第14回 組み込みソフトウエア最適化手法 (1) 組み込みソフトウエアの性能改善のために必要な性能解析手法について理解する。
第15回 組み込みソフトウエア最適化手法 (2) 組み込みソフトウエアの様々な最適化手法について理解する。

教科書

特になし

参考書、講義資料等

講義資料を事前に配布

成績評価の基準及び方法

課題レポートによる評価

関連する科目

  • ICT.I501 : システムLSI設計(システム設計)
  • ICT.I308 : 計算機アーキテクチャ(情報通信)
  • ICT.I317 : 組み込みシステム

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

組み込みシステムと計算機ソフトウエアの知識を持っていることが望ましい。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

isshiki[at]vlsi.ce.titech.ac.jp

オフィスアワー

事前に予約すること

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