並列計算のモデルと計算複雑度,並列アルゴリズムとアーキテクチャ,VLSI計算複雑度,論理回路複雑度及び可逆・量子計算などの基礎理論を紹介する.
本講義を履修することによって次の能力を修得する.
1)並列計算のモデルと計算複雑度を説明できる
2)並列アルゴリズムの設計と解析ができる
3)量子計算の原理を説明できる
並列計算モデル,並列アルゴリズム,計算複雑度,VLSI,論理回路,可逆回路,量子回路
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
各回の授業内容をよく読み,復習して下さい.
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 講義紹介 | ポートフォリオ上での科目位置づけ確認 |
第2回 | RAM計算 | 直列アルゴリズムと計算複雑度の復習 |
第3回 | PRAMモデル | 並列計算のPRAMモデルの理解 |
第4回 | PRAM上の整列 | PRAM上の並列整列アルゴリズムの解析 |
第5回 | 並列計算複雑度 | 並列計算複雑度の理解 |
第6回 | ネットワークモデル | 並列計算のネットワークモデルの理解 |
第7回 | 配列上の整列 | 配列上の並列整列アルゴリズムの解析 |
第8回 | 超立方体上の並列計算 | 超立方体上の並列整列アルゴリズムの解析 |
第9回 | VLSIレイアウト | VLSレイアウトの理解 |
第10回 | VLSI計算複雑度 | VLSI計算複雑度の理解 |
第11回 | 論理回路複雑度 | 論理回路の複雑度の理解 |
第12回 | 計算の物理 | 計算の物理の理解 |
第13回 | 可逆論理回路 | 可逆論理回路の理解 |
第14回 | 量子論理回路 | 量子論理回路の理解 |
第15回 | 量子計算 | 量子アルゴリズムの解析 |
指定なし.
講義資料を講義中に配布する.
到達目標の達成度をレポートにより評価する.
履修条件は特に設けないが,離散構造とアルゴリズム等の科目を履修していることが望ましい.