本講義ではまず計算力学に関する上級な事項を修得するすなわち、実問題の数値シミュレーション、数理モデルの構築、動的問題の有限要素法、非線形問題の有限要素法、大規模問題、マルチフィジックス数値解析、について解説を行う。さらに、演習および課題を通して実際に解析が行える力を養う。
【到達目標】 本講義を履修することによって,上級の固体力学の有限要素解析および流体力学の差分法解析を理解し実問題の数値解析ができるようになることを到達目標とします。
【テーマ】 本講義では,上級の固体力学の有限要素法および流体力学の差分法を理解し、工学におけるシステムの設計および制御に応用するための応用力を築くことを目的とします。
計算力学、連続体力学、固有値解析、非線形解析、計算流体力学、マルチフィジックス解析
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
後半の講義では実際にコンピュータを用いてシミュレーションを実施します。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 実問題の数値シミュレーション | 実問題の数値シミュレーションについて理解する |
第2回 | 数理モデルの構築 | 数理モデルの構築について理解する |
第3回 | 動的問題の有限要素法 | 動的問題の有限要素法について理解する |
第4回 | 振動解析 | 振動解析について理解する |
第5回 | 流体力学基礎方程式 | 流体力学の基礎方程式について理解する |
第6回 | 数値流体力の基礎 | 数値流体力学の基礎について学ぶ |
第7回 | ナビエストークス方程式の数値解析 | ナビエストークス方程式の数値解析について理解する |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
未定
未定
固体問題の有限要素法、差分法による流体力学解析及びそれらの応用に関する理解度を評価する。 課題(60%)演習(40%)で成績を評価する。
連続体力学もしくは計算力学を履修していることもしくはそれと同等の知識があること
天谷賢治 amaya[at]sc.e.titech.ac.jp 宮崎祐介 y-miyazaki[at]mei.titech.ac.jp
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