2024年度 統計データ解析   Statistical data analysis

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開講元
機械系
担当教員名
三浦 智 
授業形態
講義 / 演習    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
-
クラス
-
科目コード
MEC.B221
単位数
2
開講年度
2024年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2024年3月14日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

この講義では、データのバラツキに対し、確率分布モデルなどを学習し統計の基礎的処理を学ぶとともに、最適化計算や機械学習を用いたデータ処理の手法を、理論的かつ実践的に学ぶことを目的としています。

到達目標

本講義では以下を到達目標とします。
・データのバラツキに対する基本的な統計処理を理解および説明し、実践することができる。
・基本的な最適化計算を理解および説明し、実践することができる。
・基本的な機械学習を理解および説明し、実践することができる。

キーワード

機械学習、AI、統計、確率、ばらつき、データサイエンス、深層学習、最適化

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)
6. 機械工学の発展的専門学力, 7. 専門知識を活用して新たな課題解決と創造的提案を行う能力

授業の進め方

本授業では、講義後に各自のPCでインターネットを繋ぎ、プログラミングによる実践を行います。各回の講義を予習・復習してください。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 はじめに、データサイエンスの歴史、有用性 母集団と標本空間、ベイズの定理など
第2回 データのバラツキ 確率分布関数、中心極限定理、相関係数
第3回 バラツキの解釈 確率分布、平均・分散、中心極限定理
第4回 代表的なデータと様々な確率分布 二項・ポアソン・正規分布
第5回 統計的検定手法 母平均の比較、有意差、p値、信頼区間
第6回 データに基づく推定法 最尤推定法、情報量基準・モデル選択理論など
第7回 データモデリング 一般化線形モデル、線形回帰、ロジスティック回帰など
第8回 最適化データ可視化手法 次元圧縮、主成分分析、MDS、その他多様体学習
第9回 クラスタリング手法 階層的・群平均など、非階層的・k-meansなど
第10回 ロバスト推定手法 最小二乗、M推定、乱数を用いたロバスト推定など
第11回 機械学習を用いた発展的モデリング① 非線形モデル、ベイジアンネットワークなど最近・アドバンスドなトピックから
第12回 機械学習を用いた発展的モデリング② 非線形モデル、ニューラルネットワークなど最近・アドバンスドなトピックから
第13回 データサイエンスを意識した研究デザインなど DNN, CNN, RNN, GAN, 転移学習
第14回 期末レポート 期末課題
第15回 -

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

必要に応じて資料を配布。

参考書、講義資料等

特になし。

成績評価の基準及び方法

毎回のレポートによる提出物で評価する。

関連する科目

  • MEC.B231 : 確率・統計
  • MEC.B232 : 基礎数値計算法
  • MEC.B201 : 情報数理基礎

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

この科目は
旧MEC.B231.L「確率・統計」および,旧MEC.B232.L「基礎数値計算法」
の読み替え科目です.
・ 「確率・統計」「基礎数値計算法」両方の単位を修得済みの場合はこの科目を履修できません.
2023年3月31日以前に入学した学生(~22B)がこの科目の単位を修得した場合は
・ どちらか一方の単位を修得済みの場合はL(選択)1単位,標準課程外1単位
・ 両方の単位を未修得の場合はL(選択)2単位
で単位換算されます.

その他

MEC.B201 : 情報数理基礎を履修していること、またはこれと同等の知識を有することが望ましい。

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