2024年度 材料強度学(機械)   Strength and Fracture of Materials (Mechanical Engineering)

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開講元
機械系
担当教員名
轟 章  水谷 義弘 
授業形態
講義    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金3-4(I1-256(I121))  
クラス
-
科目コード
MEC.C331
単位数
1
開講年度
2024年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2024年3月14日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

 この授業では,これまでの「材料力学」や「弾塑性力学」で習得した力学の基礎に基づき,次の点を中心に講義する.
1.材料強度と破損の法則の紹介
2.エネルギー解放率と応力拡大係数
3.重ね合わせの原理,応力拡大係数とエネルギ解放率の関係
4.塑性変形の影響,小規模降伏,破壊靭性試験
5.破壊抵抗曲線,低温脆性,動的破壊
6.疲労破壊,応力腐食割れとクリープ破壊

到達目標

1.材料強度と破損の法則の紹介
2.エネルギー解放率と応力拡大係数
3.重ね合わせの原理,応力拡大係数とエネルギ解放率の関係を理解する
4.塑性変形の影響,小規模降伏,破壊靭性試験を理解する
5.破壊抵抗曲線,低温脆性,動的破壊を理解する
6.疲労破壊,応力腐食割れとクリープ破壊を理解する
この科目は,学習目標の
6.機械工学の発展的専門学力
7.専門知識を活用して新たな課題解決と創造的提案を行う能力
の習得に相当する.

キーワード

破壊事故,き裂,エネルギー解放率,応力拡大係数,破壊靭性,R曲線,疲労,非破壊検査,破壊制御設計

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)
6. 機械工学の発展的専門学力,7. 専門知識を活用して新たな課題解決と創造的提案を行う能力

授業の進め方

材料強度の基本特性ならびに破壊力学の基礎を理解してもらいます.理解を深めてもらうために,宿題または演習を課す回もあります.各回の学習目標をよく読み,予習と復習をしっかり行ってください.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 材料強度と破損の法則の紹介 材料の強度に関する理解
第2回 エネルギー解放率と応力拡大係数 き裂の力学的取り扱いに関する理解
第3回 重ね合わせの原理,応力拡大係数とエネルギ解放率の関係 重ね合わせの原理,応力拡大係数とエネルギ解放率の関係を理解
第4回 塑性変形の影響,小規模降伏,破壊靭性試験 塑性変形の影響,小規模降伏,破壊靭性試験の理解
第5回 破壊抵抗曲線,低温脆性,動的破壊 破壊抵抗曲線,低温脆性,動的破壊の理解
第6回 疲労破壊, 応力腐食割れとクリープ破壊 疲労破壊, 応力腐食割れとクリープ破壊を理解するに関する理解
第7回 演習

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

毎回の講義資料を配布

参考書、講義資料等

小林英男著,『破壊力学』,共立出版

成績評価の基準及び方法

複数回の演習により成績を評価する.

関連する科目

  • 材料力学
  • 弾塑性力学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

材料力学並びに弾塑性力学に関する十分な知識を有することが好ましい.
【注意】2024年度は,2023年4月1日以降に入学した学生(23B~)は履修できません.

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