研究活動や創造性教育において世の中に無い,もしくは現存しない機器を具現化するための加工技術の習得とこれら加工における誤操作や不適切な冶具の使用防止を含めた安全に関する知識を習得させると共に緊急時の対処法についても習得する。
・工作機械等の仕組みと使用方法に関する実習を実施し,レポートに纏める
・計測器の使用方法に関する実習を実施し,レポートに纏める
・緊急時の対処法にに関する実習を実施し,レポートに纏める
・工作機械等の使用の際の安全性の確保や潜在的に潜む危険性を予測し、緊急時の対処法などについても習得し,レポートに纏める
本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1)フライス・旋盤・レーザー加工機などの加工機械を適切に使用し、目的の形状に加工することができる。
2)目的とする形状が得られたかどうかの判断を計測機器を用いてできる。
3)消火器の操作などの緊急時の対処を行なうことができる。
この科目は,学修目標の
6.機械工学の発展的専門学力
7.専門知識を活用して新たな課題解決と創造的提案を行う能力
の修得に対応する.
工作機械、安全、計測、緊急時の対処、消火
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
7人程度のグループで実習を行なう。工作機械等の仕組みと使用方法、計測器の使用方法、消火器の仕組みと使い方について実際に加工機や計測器、消火器等を自身で操作することにより、使用法を習得する。また、その使用の際の安全性の確保や潜在的に潜む危険性を予測し、緊急時の対処法などについても習得する。
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 安全な加工と緊急時の対処 | 緊急時の対処法についてまとめる |
第2回 | 工作機械の使いかたと加工後の被加工物の処理 | 工作機械の使用における潜在的危険性の予測をまとめる |
第3回 | レーザ加工器/ベンダの使いかたとレーザーの安全な使用1 | レーザ加工器/ベンダの使用における潜在的危険性の予測をまとめる |
第4回 | レーザ加工器/ベンダの使いかたとレーザーの安全な使用2 | レーザ加工器/ベンダの使用における潜在的危険性の予測をまとめる |
第5回 | フライス盤の使い方1 | フライス盤の使用における潜在的危険性の予測をまとめる |
第6回 | フライス盤の使い方2 | フライス盤の使用における潜在的危険性の予測をまとめる |
第7回 | 半自動旋盤の使い方1 | 旋盤の使用における潜在的危険性の予測をまとめる |
第8回 | 半自動旋盤の使い方2 | 旋盤の使用における潜在的危険性の予測をまとめる |
第9回 | 放電加工の使い方1 | 放電加工の使用における潜在的危険性の予測をまとめる |
第10回 | 放電加工の使い方2 | 放電加工の使用における潜在的危険性の予測をまとめる |
第11回 | TIG溶接器の使い方1 | TIG溶接器の使用における潜在的危険性の予測をまとめる |
第12回 | TIG溶接器の使い方2 | TIG溶接器の使用における潜在的危険性の予測をまとめる |
第13回 | 計測器の使い方と精度の取り扱い1 | 計測した課題物の精度などについてまとめる |
第14回 | 計測器の使い方と精度の取り扱い2 | 計測した課題物の精度などについてまとめる |
特に指定しない。
・講義資料は各課題の最初に配布する
・各回の補助資料はOCW上でアップロードする
なし
・提出するレポート 70%(特段の理由がない限り遅延を認めない)
・授業中に実施される課題 30%
「4類リテラシ」 (GRD.R101,GRD.R102,GRD.R103, GRD.R104) および「機械システム学」 (MEC.Q201.R)および「機械システムデザイン」 (MEC.Q301.R)を履修していること,または同等の知識があることを条件とする。実習装置の数に制限があるため定員を超えた場合は本授業は機械系、さらには機械システム開発プロジェクト(MEC.Q311 )を履修予定の学生を優先とする。