2018年度 自動車技術   Automotive Engineering

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開講元
機械系
担当教員名
花村 克悟  高見 明秀  山本 寿英  瀬尾 宣英  岡﨑 俊実  武田 雄策  青木 理  足立 智彦  吉岡 透 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金5-8(I121)  
クラス
-
科目コード
MEC.N331
単位数
2
開講年度
2018年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2018年6月7日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

現在進められている自動車開発における最新技術全般を,その開発に携わった研究者により機械工学の基礎を踏まえながら解説いただく.自動車を取り巻く課題に始まり、駆動部であるエンジンや自動変速機構,さらにシャーシ技術による操舵安定性,空力特性や発生する熱のマネジメント,そしてデザインに至るまで,1つの完成品である自動車の開発について,さまざまな領域における課題を踏まえながら解説するものです.

到達目標

本講義を履修することによって,自動車技術全般に関する課題について理解が深まり,将来の自動車のあり方について考える素地を養うことを到達目標とする. さらに,個々の技術水準を理解することを目標とします.

キーワード

車両、操舵性能、空力特性、熱マネジメント、排ガス処理、自動変速機、自動運転、衝突安全性、デザイン

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義を中心として、レポートなどの課題をこなす。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 自動車概論 自動車を取り巻く環境変化と課題について学ぶ。
第2回 パワートレイン技術の現状と将来 将来CO2削減と自動車用エンジンの果たすべき役割について学ぶ。
第3回 パワートレイン技術の現状と将来 将来に向けたエンジン・トランスミッション技術の進化について学ぶ。
第4回 パワートレイン技術の現状と将来 将来燃料視点からのエンジン技術の進化について学ぶ。
第5回 EV・HEV技術の現状と将来 電動車両全般の動向、ハイブリッド車の多様なシステム構成や動作メカニズムと特徴を理解する。
第6回 EV・HEV技術の現状と将来 EV及びモータやバッテリなど電動車両の主要ユニットのメカニズムと動向を理解する。
第7回 先進安全技術の現状と将来 交通事故死傷者ゼロに向けた自動車自身の知能化技術についての現状と将来を理解する。
第8回 先進安全技術の現状と将来 ITS技術、コネクティビティ技術の現状と将来を理解する。
第9回 自動車と人間工学 人の操作と自動車の挙動が一体となる人馬一体を目指す人間工学の技術開発の現状と課題を理解する。
第10回 自動車と感性工学 脳科学を用いて人間の感性やニーズなどに対応できる自動車を目指す技術開発の現状について学ぶ。
第11回 CAE技術の現状と将来 自動車開発におけるCAE技術の概論及び車両(衝突安全)開発でのCAE適用事例を理解する。
第12回 CAE技術の現状と将来 エンジン(燃焼系)開発でのCAE適用事例及び自動車開発におけるCAE技術の将来動向について学ぶ。
第13回 MBD開発の現状と将来 SKYACTIV技術開発の肝であるMBDの考え方と具体的事例について理解する。
第14回 MBD開発の現状と将来 自動車の将来を見た際にMBDが日本の物造りや地方再生の一つの鍵であることを理解する。
第15回 自動運転技術の現状と将来 自動運転技術をめぐる世界の動向と課題及びマツダの取り組みについて理解する。

教科書

必要に応じて資料を配布する。

参考書、講義資料等

特になし。

成績評価の基準及び方法

講義の中での課題および最終レポートにより評価する。

関連する科目

  • SCE.M201 : 機械の運動と力学
  • ZUL.A201 : 機械の運動と振動の制御
  • MEC.E201 : 熱力学(機械)
  • MEC.F201 : 基礎流体力学
  • MEC.C201 : 材料力学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし。

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