生物の形や動き,それを制御するしくみを機械工学的観点から解説する。
また生物の感覚器官や脳機能の構造や特性についても紹介する。
本講義を履修することによって得た知識を工学分野に活かす力が身に付くことを期待する。
生体システム、形、運動、感覚系、脳
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
講義を中心に進める。授業内容の理解を確認するため、小テストを行う。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 生体工学概論 | 生体工学の基礎的な課題 |
第2回 | スケーリング1:枝の2.5乗則,基礎代謝量の0.75乗則(弾性相似則モデル) | スケーリングに関する課題 |
第3回 | スケーリング2:基礎代謝量の0.75乗則(フラクタルモデル) | フラクタルモデルに関する課題 |
第4回 | 血管の3乗則 | 血管分岐に関する課題 |
第5回 | 長骨の厚さ | 長骨断面の直径と厚さに関する課題 |
第6回 | 生体組織のリモデリング | 最適形状の問題 |
第7回 | 移動仕事率1 | 移動効率に関する課題 |
第8回 | 移動仕事率2 | 移動効率に関する課題 |
第9回 | 筋骨格 | 筋骨格に関する課題 |
第10回 | 視覚 | 視覚に関する課題 |
第11回 | 聴覚 | 聴覚に関する課題 |
第12回 | 味覚 | 味覚に関する課題 |
第13回 | 触覚,自己受容感覚,マルチモーダル感覚などその他の感覚1 | 感覚に関する課題1 |
第14回 | 触覚,自己受容感覚,マルチモーダル感覚などその他の感覚2 | 感覚に関する課題2 |
第15回 | 脳・神経 | 脳・神経に関する課題 |
特に指定しない。
適宜、資料を配布する。また、関連する参考書を紹介する。
毎回の出席点と課題(宿題)を総合して成績評価する。
機械系の基礎専門科目を履修していることが望ましい。