2016年度 計算機アーキテクチャ第一 E   Computer Architecture I

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開講元
情報工学科
担当教員名
吉瀬 謙二 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
木5-6(W631)  木7-8(W631)  
クラス
E
科目コード
ZUS.P302
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
1-2Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

パソコン、パーソナルモバイルデバイス、組込みシステムなどの計算機のダウンサイジング、パーソナル化、高性能化、省電力化に大きな役割を果たしているプロセッサおよびメモリシステムを中心に、計算機アーキテクチャの基本的な技術について講義を行います。

到達目標

本講義を履修することによって、プロセッサ,メモリ,キャッシュ,仮想記憶,入出力装置,等の計算機システムを構成する各種装置について,その役割と動作原理を習得することを目標とします.

キーワード

計算機アーキテクチャ、命令セットアーキテクチャ、プロセッサ、キャッシュ、RAID、仮想記憶

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

各回の授業内容をよく読み、予習・復習を行って下さい。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 計算機システムの基本構成 講義後に計算機の構成要素に関するレポートを出題します。
第2回 命令セットアーキテクチャ: データ表現とアドレス指定形式
第3回 命令セットアーキテクチャ: 算術論理演算命令
第4回 命令セットアーキテクチャ: ロードストア命令と分岐命令
第5回 プロセッサの基本構成要素
第6回 シングルサイクルプロセッサのデータパス
第7回 シングルサイクルプロセッサの制御
第8回 高性能プロセッサのための戦略 講義後にシングルサイクルプロセッサに関する中間レポートの課題を出題します。
第9回 メモリシステム
第10回 記憶階層とキャッシュシステム
第11回 セットアソシアティブ方式
第12回 メモリシステムの性能
第13回 磁気ディスク, RAID
第14回 仮想記憶システム
第15回 入出力装置,割り込み

教科書

指定なし

参考書、講義資料等

1) ジョン・L. ヘネシー、デイビッド・A. パターソン (著)、成田光彰 (翻訳)『コンピュータの構成と設計 第5版 上/下』日経BP社、ISBN: 978-4822298425, 978-4822298432
2) 村岡洋一 『コンピュータアーキテクチャ』 近代科学社、ISBN: 978-4764901100
3) 富田真治,村上和彰『計算機システム工学』昭晃堂、ISBN: 978-4785601225
4) 富田真治、中島浩『コンピュータハードウエア』昭晃堂、ISBN: 978-4785620448
5) 橋本昭洋『計算機アーキテクチャ』昭晃堂、ISBN: 978-4785620271

成績評価の基準及び方法

命令セットアーキテクチャ、プロセッサ、メモリシステム、磁気ディスク、RAID、仮想記憶システム,入出力装置、割り込みに関する理解度を評価します。レポート(20%)、期末試験(80%)で成績を評価します。

関連する科目

  • ICT.I216 : 計算機論理設計(情報通信)
  • ZUS.P303 : 計算機アーキテクチャ第二
  • ZUS.P301 : オペレーティングシステム

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修条件は特に設けないが、関連する科目の計算機論理設計を履修していることが望ましい。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

吉瀬謙二: kise[at]cs.titech.ac.jp, 03-5734-3698

オフィスアワー

メールで事前予約すること。

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