放射性起源の同位体の地球化学における応用に関し、W. Whiteの教科書を中心に講義を行う。はじめの5回の講義は担当教員がテーマとなる研究分野の背景・原理を解説する。つづく2回の講義では最新の論文を題材に、学生参加型の総合討論を行う。
本講義の到達目標は、放射壊変や同位体の起源などの基本的原理を理解し、地球化学分野において放射性起源の同位体がどのように利用されているのかを理解することである。また、放射性起源同位体の最新の研究成果について学ぶことも目標の一つである。
放射性起源同位体 マントル 地殻 化学進化 年代測定
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
各回の授業内容をよく読み、配付資料や参考書を用いて予習・復習を行うこと。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 原子核の構造 | 素粒子の理解 |
第2回 | 元素の起源 | 星の元素合成の理解 |
第3回 | 原子核の安定性 | 結合エネルギーとヴァイツゼッカー公式の理解 |
第4回 | 放射壊変 | 壊変様式と放射壊変の基礎式の理解 |
第5回 | 年代測定法基礎 | 長寿命核種および短寿命核種を用いた年代測定法の基礎を理解する |
第6回 | 総合討論1 | 放射性起源同位体に関する最新の論文を題材に、学生参加型の総合討論を行う。 |
第7回 | 総合討論2 | 放射性起源同位体に関する最新の論文を題材に、学生参加型の総合討論を行う。 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
W.M. White "Geochemistry" Wiley-Blackwell
講義中に資料を配付する。
地球化学分野における放射性起源の同位体の応用に関し、どの程度の理解があるか、講義中の議論(30%)、およびレポート(70%)に基づいて成績を評価する。
履修の条件を設けない