2016年度 宇宙惑星物理学A   Astrophysics and Planetary Physics A

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開講元
地球惑星科学コース
担当教員名
中本 泰史 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月5-6(石実1-103, Meeting Room)  木5-6(石実1-103, Meeting Room)  
クラス
-
科目コード
EPS.A410
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

太陽系内に存在する惑星や小惑星といった天体や,太陽系外惑星系の惑星たちの起源や進化は,興味深い研究テーマである。そうした問題に対して行われている最先端の研究を理解するべく,それらの基礎としての惑星形成論の概要を紹介する。
はじめに太陽系を例として惑星系の姿を概観したのち,それらの起源や進化についての標準モデルを紹介する。そして,そのモデルを構成する各過程の基礎的考え方を述べる。最後に,惑星形成論の現在の問題点や将来の研究の方向性についても触れる。

到達目標

【到達目標】
惑星形成過程について,基礎的な内容を理解すること,惑星形成の標準的な流れを理解すること。

【テーマ】
太陽系および太陽系外の惑星系の形成過程全般を扱う。特に,惑星形成理論モデルの基礎を主に紹介する。

キーワード

惑星系形成,惑星科学,天文学,宇宙物理学

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 惑星系概観 惑星系について概要を理解する。
第2回 天体測定法 天体測定法について理解する。
第3回 恒星の内部構造 恒星の内部構造について理解する。
第4回 恒星進化と元素合成 恒星進化と元素合成について理解する。
第5回 惑星系形成材料物質 惑星系形成材料物質について理解する。
第6回 惑星系形成過程概観 惑星系形成過程について概要を理解する。
第7回 星形成:分子雲の重力安定性解析 分子雲の重力安定性について理解する。
第8回 原始惑星系円盤の形成 原始惑星系円盤の形成について理解する。
第9回 円盤の力学的進化:降着円盤 降着円盤について理解する。
第10回 円盤の熱構造:円盤の温度 円盤の温度構造について理解する。
第11回 円盤内ダストの進化:運動 円盤内ダストの運動について理解する。
第12回 微惑星形成 微惑星形成について理解する。
第13回 惑星集積過程 惑星集積過程について理解する。
第14回 惑星系の形成 惑星系の形成について理解する。
第15回 惑星系の性質:ハビタブルプラネット 惑星系の性質について理解する。

教科書

特になし

参考書、講義資料等

・「新・太陽系」,井田茂・中本泰史著,ソフトバンククリエイティブ社
・「惑星形成の物理」,井田茂・中本泰史著,共立出版
・「系外惑星」,井田茂,東大出版会

成績評価の基準及び方法

数回課すレポートに基づいて評価する。

関連する科目

  • EPS.A411 : 宇宙惑星物理学B
  • EPS.A412 : 宇宙惑星物理学C
  • EPS.A413 : 宇宙惑星物理学D

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

なし

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