2024年度 地球システム科学   Earth System Science

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開講元
地球惑星科学系
担当教員名
尾﨑 和海  関根 康人 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
-
クラス
-
科目コード
EPS.A338
単位数
2
開講年度
2024年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2024年3月14日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

顕在化する地球環境問題は、地球を一つの巨大なシステムとして理解しようとする地球システム科学の創出につながった。この講義では、システム科学の基礎概念や手法を出発点に、地球システム科学の基礎を学ぶ。この授業を通して、地球表層環境の進化について、物質循環に基づくシステム論的思考のもとに理解することができる。また、現在の地球環境問題を地球史のなかに位置づけ、将来の地球環境変化についても講義する。

到達目標

・地球システム科学とは何かを説明することができる。
・システム論的地球史と物質循環について、概括的な知識を得ることができる。
・システム学的手法を習得し、それらを問題解決に適用できる。

キーワード

地球システム科学,生物地球化学,地球史

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)
地球システム科学についての基礎的理解

授業の進め方

授業中に理解度を確認するための課題に取り組む。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 地球システム科学とは何か 地球システム科学の歴史的背景、基本的考え方
第2回 システム科学の基礎(1):フィードバックと動的平衡 システム科学の基礎
第3回 システム科学の基礎(2):デイジーワールド デイジーワールド
第4回 気候の安定性と多重性 エネルギー収支モデル
第5回 炭素循環 炭素循環
第6回 ウォーカーフィードバック 炭素循環と気候安定性
第7回 気候変動論 気候変動の駆動要因
第8回 酸素の安定性 大気中酸素濃度の安定性
第9回 地球システムでのエネルギーの流れ 熱対流
第10回 平均滞留時間 ボックスモデル
第11回 地球システムのモデル化I システムの長期進化
第12回 地球システムのモデル化II システムの長期進化
第13回 地球史との比較I 地質記録と同位体組成
第14回 地球史との比較II 地質記録と同位体組成

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,講義に基づいて提示される演習課題や予習・復習にとりくむこと(100分)。

教科書

特に指定しない。講義用資料(レジメ、図および表)を配布する。

参考書、講義資料等

適宜参考書を紹介する。

成績評価の基準及び方法

レポート課題(70%)および講義中の課題(30%)による。

関連する科目

  • EPS.A334 : 生物地球科学
  • EPS.A203 : 地球史概論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特に無いが、地球化学や地質学についての基礎的知識は役立つ。

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