2024年度 地球化学B   Geochemistry B

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開講元
地球惑星科学系
担当教員名
癸生川 陽子  GILBERT ALEXIS ROMAIN 
授業形態
講義    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月7-8(I3-107(I311))  木7-8(I3-107(I311))  
クラス
-
科目コード
EPS.B211
単位数
2
開講年度
2024年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2024年3月14日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

元素や物質の性質から反応に至るまでこれらの基本的な性質およびこれらの地球化学との関連を学ぶ。また地球惑星物質の化学データ取得のための分析手法を紹介する。

到達目標

地球惑星科学を学ぶ上で必要となる無機化学,有機化学,分析化学の基礎知識を習得することを目指す。化学反応の基礎や地球化学に関連する元素の性質を理解することを目標とする。また、地球惑星物質の分析法について知識を得ることも目標の一つである。

キーワード

原子 分子 元素の性質 元素存在度 分析化学

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

各回の授業内容をよく読み、配付資料や参考書を用いて予習・復習を行うこと。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 溶液、溶媒、酸、塩基 溶液の性質や酸・塩基の基本的な性質を理解する
第2回 酸化還元反応とEh-Ph図 酸化還元反応と電位を理解する
第3回 多原子陰イオンと配位化学(錯体) 2つ以上の原子から構成される陰イオンの性質と錯体の形成を理解する
第4回 地球化学的元素分類法 親⽯元素、親鉄元素、親同元素、親気元素を理解する
第5回 元素の分配と平衡 地球における鉱物への元素の分配や分配係数を理解する
第6回 湿式化学分析 分析化学の基礎となる湿式化学分析を理解する
第7回 機器分析(1) 無機物を対象とした機器分析法を理解する
第8回 有機化合物の種類と命名法 有機化合物の種類と命名法を理解する
第9回 電子構造と酸化還元反応 有機化合物の電子構造と酸化還元反応を理解する
第10回 酸・塩基、pKa 有機化合物の酸・塩基性や解離を理解する。
第11回 有機化合物の反応機構(付加・脱離・置換) 有機化合物の付加・脱離・置換反応を理解する
第12回 立体化学 有機化合物の立体的性質を理解する
第13回 天然物有機化学 天然の有機物に関する性質や成因を理解する
第14回 機器分析(2) 有機物を対象とした機器分析法を理解する

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

講義中に資料を配付する

参考書、講義資料等

P.W. Atkins 著 『アトキンス物理化学(上)』(第8版) 東京化学同人
F.A. Cotton, G. Wilkinson, P.L. Gaus 著  『コットン・ウィルキンソン・ガウス 基礎無機化学』 培風館 
G.D. Christian, P.K. Dasgupta, K.A. Schug 著 『クリスチャン分析化学 原書7版 I.基礎編』 丸善出版
佐野有司、高橋嘉夫 著 『地球化学』 共立出版

成績評価の基準及び方法

地球惑星科学を学ぶ上で必要となる無機化学,有機化学,分析化学の知識を評価する。期末試験(100%)で成績を評価する。

関連する科目

  • EPS.B202 : 熱力学(地惑)
  • EPS.A330 : 宇宙地球化学
  • LAS.A101 : 宇宙地球科学A
  • LAS.A102 : 宇宙地球科学B

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修の条件を設けない

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