[講義の概要] 海洋環境について、生物地球化学的な手法で理解する方法を解説する。現在の環境にとどまらず過去の環境の推定,温暖化や海洋酸性化など将来の環境の予測についての最新の研究例も紹介する。
[講義のねらい] 本講義のねらいは、海洋環境の理解を深め、環境対策に貢献する科学の役割を再認識することである。応用化学系の学生にとって、社会からも注目されている地球温暖化や海洋酸性化が生物地球化学的循環を通じてどのように海洋環境に影響を及ぼすかを理解することは重要である。
本講義を履修することによって次の能力を習得する。
1) 海洋環境を生物地球化学の観点で説明できる
2) 海洋環境を知る方法を理解する
3) 気候変動に関する最新の知識を身につける
安定同位体比,生態系モデル,物質循環,海洋酸性化
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
パワーポイント・板書等を使った講義。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 1) 海洋環境の化学 2) 海洋環境を知るすべ:安定同位体比 3) 海洋環境を知るすべ:海洋生態系モデル 4) 安定同位体比と海洋物質循環 5) 安定同位体比と古海洋 6) 安定同位体比と海洋生態系 7) 地球温暖化と海洋酸性化研究の現状 | a) 海洋環境を生物地球化学の観点で説明できる b) 海洋環境を知るすべを理解する c) 気候変動に関する最新の知識を身につける |
指定なし
指定なし
全出席が原則であるため、毎回の授業で出席を取ります。提出されたレポートを採点し、評価を決定します。
履修の条件を設けない