主に物質の移動速度の差を利用した固体と流体(気体,液体)の混合物を分離する操作について学ぶ.具体的には沈降分離,遠心分離,濾過,膜分離操作,調湿,乾燥,吸着操作を対象とする.また混合操作である撹拌操作の基礎についても講義する.
本講義を受講することにより化学プラントで利用される固液分離,調湿,乾燥,吸着操作の原理,操作・設計法を習得することを到達目標とする.
機械的分離,撹拌操作,調湿,乾燥,吸着
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
講義の内容を要約したスライドのコピーを事前にT2SCHOLAにより配布した上でスライドに沿って講義を進める.毎回授業後半に授業内容に沿った演習を課す.
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 流体中の粒子の運動 | 静止流体中の粒子及び粒子群の運動に関する演習 |
第2回 | 固体粒子の分級:沈降分離,遠心分離 | 固体粒子の分離に関する演習 |
第3回 | 濾過操作,撹拌操作 | 濾過,撹拌に関する演習 |
第4回 | 膜分離操作 | 膜分離に関する演習 |
第5回 | 調湿 | 調湿に関する演習 |
第6回 | 乾燥 | 乾燥に関する演習 |
第7回 | 吸着 | 吸着に関する演習 |
事前に授業で使用するスライドファイルを配信するので,内容を確認しておくこと.
T2SCHOLAにより必要な資料を配布する.
小川浩平編集「流体移動解析」朝倉書店(2011)
吉川史郎著「ベーシック移動現象論」化学同人(2015)
R.B.Bird, W.E.Stewart, E.N.Lightfoot: "Transport Phenomena" Revised 2nd Edition, Wiley(2006)
C.J.Geankoplis: Transport Process and Separation Process Principles (INCLUDES UNIT OPERATIONS), Prentice Hall (2008)
到達度を演習と試験で評価する。
履修の条件を設けない