2022年度 生命科学基礎第一2 K   Fundamental Life Science 1-2 K

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
理工系教養科目
担当教員名
TAKAHASHI MASAYUKI 
授業形態
講義    (ハイフレックス型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金3-4(S421)  
クラス
K
科目コード
LAS.B102
単位数
1
開講年度
2022年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2022年3月16日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

 本講義は、高校の「生物」を未選択であることを前提として基礎から平易に教授するとともに、先端的なトピックスを紹介することで基礎知識と応用研究との関連を理解できるようにする。内容は、動物の組織・器官、神経系の構造、免疫系、植物細胞構造・光合成、バイオテクノロジー、バイオインフォマティクスの基礎を網羅し、生命の根幹を成す仕組みを、先端的トピックスである幹細胞、脳科学、感染症などの解説も交えながら概説する。
 本講義のねらいは、現代のあらゆる理工系分野で必要とされている、生命科学の基礎知識を身につけるとともに、先端的トピックスにも触れることで、実社会への知識の有効活用を意識させることである。

到達目標

生命科学の基礎を理解し、広範な専門分野を学ぶ上での基盤とする。それにより、学際領域で活躍できる人材となる。また一般教養として、生命の仕組みの基礎を理解し、説明できるようになる。

キーワード

生物、光合成、脳、ウイルス、免疫、バイオテクノロジー、バイオインフォマティクス

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

教科書とパワーポイント、配布資料を用いて対面で実施する。8クラス(日本語)と1クラス(英語)に分けられ、クラスごとに週1回行う。原則対面で授業を行うが、コロナ感染対策などで特別な事情がある学生については、事前の申し出によってZOOMでの受講も認める(HyFlex授業)。また復習用に、授業の録画を全クラスにオンデマンド配信予定。Kクラス(英語)は、対面に加えてZOOM配信も行うHyFlex授業を予定している。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 ウイルスと細菌・アーキア:原核生物と真核生物の違い、3ドメイン 真核生物、真正細菌、アーキア、ウイルスの違いを理解し、説明できる
第2回 糖・脂質・生体膜の構造と機能 生体を構成する糖・脂質・生体膜の基本的な構造と機能を理解し、説明できる
第3回 細胞の呼吸とエネルギー生産 細胞の呼吸とエネルギー生産の基本機構を理解し、説明できる
第4回 植物の科学:植物細胞の構造、光合成、バイオ燃料 植物細胞の構造と光合成の基本的な仕組みを理解し、説明できる
第5回 感染と防御:免疫機構とワクチン、AIDS ヒトの免疫機構の基本的な仕組みを理解し、説明できる
第6回 脳の科学:脳と神経・内分泌系の機能と構造 脳と神経系・内分泌系の基本的な構造と機能を理解し、説明できる
第7回 感覚と刺激:感覚の受容と伝達の機構 感覚の受容と伝達の基本的な仕組みを理解し、説明できる

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

スター「生物学」(東京化学同人)

参考書、講義資料等

"Introduction to Biology", MIT OpenCourseWare

成績評価の基準及び方法

毎講義時の小テスト(マークシートか記述式)と対面での期末試験(マークシート方式)により、講義の理解度を評価する。ただし、コロナ感染状況によっては、対面での期末試験の代わりにレポート課題によって評価する可能性がある。

関連する科目

  • 生命科学基礎第一 1
  • 生命科学基礎第二 1
  • 生命科学基礎第二 2
  • 生命科学基礎実験

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

生命科学基礎第一1を履修済みであることが望ましいが、必須条件とはしない。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

takahashi.m.ay[at]m.titech.ac.jp (Masayuki Takahashi教授)

オフィスアワー

メールで連絡すること。

その他

本講義に関する質問や要望(講義内容、事務手続き)は
seimeikiso@bio.titech.ac.jp
宛に送ってください。助教2名と支援員2名が対応し、対応しきれない場合は、内容に応じて生命理工学院の大学院生や担当教員に転送します。

このページのトップへ