2022年度 生命科学基礎第一1 F   Fundamental Life Science 1-1 F

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開講元
理工系教養科目
担当教員名
本郷 裕一  福居 俊昭  岩﨑 博史  中戸川 仁  中村 信大  田中 幹子  立花 和則  下嶋 美恵 
授業形態
講義    (ハイフレックス型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金1-2(W241)  
クラス
F
科目コード
LAS.B101
単位数
1
開講年度
2022年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2022年3月16日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義は、高校の「生物」を未選択であることを前提として基礎から平易に教授するとともに、先端的なトピックスを紹介することで基礎知識と応用研究との関連を理解できるようにする。内容は、核酸・タンパク質の構造、遺伝子・ゲノムの構造、セントラルドグマ(遺伝子発現の仕組み)、細胞の構造と代謝機能、細胞複製機構と動物の発生、の基礎を網羅的に解説する。
 本講義のねらいは、現代のあらゆる理工系分野で必要とされている、生命科学の基礎知識を身につけるとともに、先端的トピックスにも触れることで、実社会への知識の有効活用を意識させることである。

到達目標

生命科学の基礎を理解し、広範な専門分野を学ぶ上での基盤とする。それにより、学際領域で活躍できる人材となる。また一般教養として、生命の仕組みの基礎を理解し、説明できるようになる。

キーワード

生物、細胞、DNA、発生

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

教科書とパワーポイント、配布資料を用いて対面で実施する。8クラス(日本語)と1クラス(英語)に分けられ、クラスごとに週1回行う。原則対面で授業を行うが、コロナ感染対策などで特別な事情がある学生については、事前の申し出によってZOOMでの受講も認める(HyFlex授業)。また復習用に、授業の録画を全クラスにオンデマンド配信予定。Kクラス(英語)は、対面に加えてZOOM配信も行うHyFlex授業を予定している。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イントロダクション:生命科学の重要性 生命科学の重要性とそれを学ぶ意義を理解し、説明できる
第2回 セントラルドグマI: 核酸と染色体の構造、DNA複製機構、遺伝子の構造、転写・スプライシング 核酸と染色体の構造を理解し、遺伝子の転写の仕組みの基本を説明できる
第3回 セントラルドグマII: アミノ酸・タンパク質の構造 とコドン、翻訳の機構 アミノ酸とタンパク質の基本構造、および翻訳機構の基礎を理解し、説明できる
第4回 細胞の構造: 動物細胞の構造(オルガネラの種類と機能) 動物細胞の構造の概略を説明できる
第5回 呼吸とエネルギー生産 呼吸とエネルギー生産の機構の概要を説明できる
第6回 細胞の複製: 細胞骨格、細胞分裂(体細胞分裂と減数分裂) 細胞分裂機構の概要を説明できる
第7回 動物の発生 動物の初期発生の概要を説明できる

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

スター「生物学」(東京化学同人)

参考書、講義資料等

OCWiに前日までに資料をアップする。また、授業当日に印刷版も配布予定。

成績評価の基準及び方法

毎回の小テスト(マークシート式または記述式)と対面での期末試験(マークシート式)で評価予定。ただし、コロナ感染状況によっては、対面での試験ではなく、レポート課題での成績評価を実施する可能性がある。

関連する科目

  • LAS.B102 : 生命科学基礎第一2
  • LAS.B103 : 生命科学基礎第二1
  • LAS.B104 : 生命科学基礎第二2
  • LAS.B105 : 生命科学基礎実験

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

高校で「生物」未履修の学生でも理解できる講義内容であり、履修条件は特にない。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

成績以外の全て:seimeikiso[at]bio.titech.ac.jp(生命科学基礎支援室)
成績について:yhongo[at]bio.titech.ac.jp (教養科目群[生命科学]実施委員長:本郷裕一教授)

オフィスアワー

1QはメールかZOOMのみで対応

その他

本講義に関する質問や要望(講義内容、事務手続き)は
seimeikiso@bio.titech.ac.jp
宛に送ってください。助教2名と支援員2名が対応し、対応しきれない場合は、内容に応じて生命理工学院の大学院生や担当教員に転送します。

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