2021年度 コンピュータサイエンス第一 6b(CS1)   Computer Science I 6b(CS1)

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開講元
理工系教養科目
担当教員名
伊知地 宏 
授業形態
講義 / 演習     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
木3-4(W323)  
クラス
6b(CS1)
科目コード
LAS.I121
単位数
1
開講年度
2021年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2021年10月15日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

「計算」の基本要素は,原理的には,四則演算と計算結果が 0 であるかの判断,そしてその繰り返しだけである.このような,ごく単純な演算の組合せが「計算」としてコンピュータ上で実行されるのである。コンピュータサイエンスは,我々がやりたいこと,分析したいことを,いかにして「計算」という形で表し,コンピュータで実行できるようにするか,を研究する学問である.本講義では,「計算」という見方で物事を分析する手法の基礎となる考え方や技術を学ぶ。それらは仕事や研究でコンピュータを使う際の基礎となるだけでなく,物事を分析する上での重要な道具となるだろう。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1) 様々な対象がコンピュータ上で,どのように 2 進列として表され,そして処理されるかを説明できる。
2) どのように計算がプログラムとして表されるかを理解する。
3) プログラミングにおける基本概念,つまり,変数,分岐,繰り返し,配列,サブルーチンなどを説明できる。
4) ハードウェアシステムとして,そしてソフトウェアシステムとして,コンピュータの基本構造を理解する。

キーワード

デジタル化,計算の原理,コンピュータの仕組み,プログラム,プログラミング,ソフトウェア,オペレーティングシステム

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

本授業はリモート授業として実施します。授業中に、講義とともにプログラミング演習もあわせて実施します。授業では、理解を確認するための宿題やレポート課題を出します。また授業中に小テストを行うこともあります。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 計算の基本の導入:デジタル化,計算の基本要素,プログラム 単純な処理に対する基礎的なプログラムの作成
第2回 計算の基本要素を用いたプログラミング演習 コンピュータ上でのプログラムの作成と実行方法の理解
第3回 プログラミングの基本:配列 配列の意味と使い方の理解
第4回 配列を用いたプログラミング演習 配列を使ったプログラムの作成
第5回 プログラミングの基本:文字列,サブルーチン 文字列とサブルーチンの意味と使い方の理解
第6回 文字列,サブルーチンを用いたプログラミング演習 文字列処理をサブルーチンを使って行うプログラムの作成
第7回 コンピュータの仕組み,コンピュータ上のソフトウェアシステムの仕組み コンピュータとソフトウェアシステムの基本的な仕組みの理解

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

指定なし。

参考書、講義資料等

渡辺治,コンピュータサイエンス,丸善サイエンスパレット,2015, ISBN 978-621-08972-9.
その他の資料は講義中に配布するか,もしくは事前に OCW-i にアップする。

成績評価の基準及び方法

成績は、授業中に実施する宿題、レポート課題、小テスト等により評価する。

関連する科目

  • LAS.I111 : 情報リテラシ第一
  • LAS.I112 : 情報リテラシ第二
  • LAS.I122 : コンピュータサイエンス第二

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

本授業では、リモート受講をする他、プログラミング演習を行うためのPC(Windows
PCもしくはMac)が必要とされる。また、情報リテラシ第一 (LAS.I111) を履修していることが望ましい。

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