2019年度 生命科学基礎第一1 K   Fundamental Life Science 1-1 K

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開講元
理工系教養科目
担当教員名
TAKAHASHI MASAYUKI 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金3-4(W931)  
クラス
K
科目コード
LAS.B101
単位数
1
開講年度
2019年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2019年3月18日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

本講義は、高校の「生物」を未選択であることを前提として基礎から平易に教授するとともに、先端的なトピックスを紹介することで基礎知識と応用研究との関連を理解できるようにする。内容は、核酸・タンパク質の構造、遺伝子・ゲノムの構造、セントラルドグマ(遺伝子発現の仕組み)、細胞の構造と複製機構、動物の発生・形態形成の基礎を網羅し、生命の根幹を成す仕組みを先端的トピックスである幹細胞・がん治療などの解説も交えながら概説する。第8回は1-7回までの各項目に関する演習を行い、修得した知識を再確認する。
 本講義のねらいは、現代のあらゆる理工系分野で必要とされている、生命科学の基礎知識を身につけるとともに、先端的トピックスにも触れることで、実社会への知識の有効活用を意識させることである。

到達目標

生命科学の基礎を理解し、広範な専門分野を学ぶ上での基盤とする。それにより、学際領域で活躍できる人材となる。また一般教養として、生命の仕組みの基礎を理解し、説明できるようになる。

キーワード

生物、細胞、DNA、がん、iPS

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

教科書とパワーポイント、配布資料を用いる。8クラス(日本語)と1クラス(英語)に分けられ、各クラスごとに週1回行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 セントラルドグマI: 核酸と染色体の構造、DNA複製機構、遺伝子の構造、転写・スプライシング 核酸と染色体の構造を理解し、遺伝子の転写の仕組みの基本を説明できる
第2回 セントラルドグマII: アミノ酸・タンパク質の構造 とコドン、翻訳の機構 アミノ酸とタンパク質の基本構造、および翻訳機構の基礎を理解し、説明できる
第3回 細胞の構造: 動物細胞の構造(オルガネラの種類と機能) 動物細胞の構造の概略を説明できる
第4回 細胞の複製: 細胞骨格、細胞分裂(体細胞分裂と減数分裂) 細胞分裂機構の概要を説明できる
第5回 がんとは何か:がん細胞の発生・転移、治療法、細胞周期 がんとは何か、および細胞周期の概要を説明できる
第6回 発生と幹細胞I: 動物の初期発生 動物の初期発生の概要を説明できる
第7回 発生と幹細胞II: 動物の形態形成と幹細胞 動物の形態形成の概要と、幹細胞とは何かを説明できる
第8回 総合演習 第1回から第7回までの各内容を相互に関連付けた理解の達成

教科書

スター「生物学」(東京化学同人)

参考書、講義資料等

適宜配布する。

成績評価の基準及び方法

毎講義時の小テストと期末試験により、講義の理解度を評価する。

関連する科目

  • LAS.B102 : 生命科学基礎第一2
  • LAS.B103 : 生命科学基礎第二1
  • LAS.B104 : 生命科学基礎第二2
  • LAS.B105 : 生命科学基礎実験

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

高校で「生物」未履修の学生でも理解できる講義内容であり、履修条件は特にない。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

takahashi.m.ay[at]m.titech.ac.jp (Prof. Masayuki Takahashi)

オフィスアワー

メールで連絡すること。

その他

本講義での不明点などを生命理工学院の大学院生に質問できる「学修相談室」を設置していますので、悩まずに気軽に来室ください。
日時と場所は決定次第告知します。

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