2018年度 力学基礎1 E   Fundamentals of Mechanics 1 E

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
理工系教養科目
担当教員名
宗宮 健太郎 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火3-4(W242)  
クラス
E
科目コード
LAS.P101
単位数
1
開講年度
2018年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2018年3月22日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

本講義では運動方程式による物体の運動の記述から始めて、質点の運動の基礎を講義する。

力学は自然を理解するための重要な学問である。また、専門コースでの理学、工学、生命科学を学ぶ上での必須の基礎学問である。本講義では運動の法則と運動の数学的記述を修得し、これを基に質点に関する力学現象を理解し、未知の力学問題を解く能力を養う。

到達目標

本講義を履修することにより、以下の知識と能力を修得する。
1) 速度、加速度、運動量、角運動量、力、力のモーメント、仕事、エネルギーなどの概念を正しく理解し、数学的に表現できる。
2) 運動の3法則と、これから導かれる保存則(運動量保存則、エネルギー保存則、角運動量保存則)を正しく理解し、実際の力学問題に応用できる。
3) 方程式で表された力学問題の数学的解を求めることができ、数学的解が意味する物理を説明できる。

キーワード

位置、速度、加速度、運動量、力、運動の3法則、運動量保存則、落下運動、単振動、放物運動、仕事、運動エネルギー、ポテンシャルエネルギー、エネルギー保存則、中心力、角運動量、力のモーメント、角運動量保存則、万有引力、ケプラーの法則

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

各講義の2/3は基礎的内容について、残る1/3は発展的応用的内容についての解説に充てる。講義内容の確実な理解と応用力を養うために、講義内容に関連した演習問題を物理学演習第一で出題する。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 高校物理と大学の物理の違い 高校物理と大学物理の違いを認識せよ
第2回 微分方程式 力学に必要な3つのパターンを習得せよ
第3回 運動量保存則とエネルギー保存則 運動の法則から保存則を導け
第4回 まさつのある坂道 具体的な運動を記述できるようになろう
第5回 まさつのある振り子 エネルギーの直観的な理解を深めよう
第6回 ポテンシャル ポテンシャルのイメージをつかもう
第7回 球殻の中と外 球形と球殻のポテンシャルを計算せよ
第8回 おさらい 前半の内容の理解を確認しよう

教科書

岩波書店 "物理入門コース新装版力学" 戸田盛和著

参考書、講義資料等

なし

成績評価の基準及び方法

期末試験

関連する科目

  • LAS.P105 : 物理学演習第一

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修の条件を設けない。

このページのトップへ