グローバリゼーションにより,人々の生活は,情報,物流,移動等に大きく効率が上がった一方,気候変動,格差等,世界規模の課題が顕著化している。2020年初頭に世界規模で影響を与えたCOVID-19は、社会経済活動が大きな転換期となるきっかけとなり、高等教育の国際教育についても、海外、国内、オンラインで国際経験を修得できるようになった。国際意識を高め、知識やスキルを身に付けるため、経済的時間的制限がある中でも方法を変えて様々な活動に参加できる「場所を選ばない」国際教育として定着した。
本科目のねらい:
1)対象国(2024年春についてはアメリカ、スウェーデン、スリランカ)の高等教育について,その後のキャリア形成についての理解を深める。
2)「留学」について,デジタル(オンラインでの学習)とリアル(越境移動を伴う活動)の相違点を考察する。
3)デジタル化の加速,移動を伴わない繋がりや,異業種/異文化の協働によるイノベーションが必須となるであろうと示唆されている世界で,将来グローバルに活躍するために必要なスキル等について考え,今後の自身のキャリアプランを具体化する参考とする。
概要:
留学および将来の国際的な活動を含む,事前事後の将来計画作成を軸とし,次の4つの活動を参考として,自身のキャリア・ライフプランを具体化する。①日本と対象国の比較調査,②本学若手教員,卒業生,留学経験者の講義,③対象国のオンラインツアー,大学紹介④対象国の学生とのオンライン交流
1) 自身の将来計画と関連付けた明確な目標を持ち,様々な活動に積極的に参加する。
2) 自身と出身国,母語,習慣,文化等が異なる相手と,多面的な視野から交流することができる。
3) 対象国の概要,歴史・⽂化などを説明でき,対象国に関連した自身の学びを深めるために主体的に⾏動し,今後の留学やキャリアの参考とすることができる。
なお本科目は,「LAW.X362:グローバル理工人国内研修1B」よりも基礎的なレベルでの上記目標への到達を目指す。
異文化理解,国際共修,自国の理解,国際意識
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
以下を含めて構成する:
1)事前・事後の学習において,留学および将来の国際的な活動を含む将来計画の作成。
2)日本と対象国の各国の高等教育や就業に関する情報収集,データ比較,考察(教育制度,STEM教育等)。
3)自身の興味分野と将来計画に関連した課題の提出。
4)本学の若手教員,卒業生および長期留学経験者による発表(留学と現在の仕事,ポストコロナを鑑み,今後必要となるスキルについて等)
5)オンラインでの対象国の大学紹介(キャンパスツアー,ラボツアー,概要紹介等),学生交流
6)報告書の執筆 (オンライン研修の概要および,今後のキャリア・ライフプランについてのエッセイ)
7)報告会
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | グローバル理工人育成コースホームページに掲載されているスケジュールを参照 http://www.ghrd.titech.ac.jp/2023/11/online_kokunai_2024sp/ | N/A |
N/A
必要に応じて配布
事前学習 10%
オンライン研修 60%
報告書 20%
報告会 10%
グローバル理工人育成コース所属生を優先
12月上旬にグローバル理工人育成コースのホーム―ページに掲載するスケジュール全てに参加できる学生。
本プログラムの詳細は、12月上旬にメールニュース等で周知を行います。
2023年 12月26日(火)までに教務ウェブ上で、以下の科目を追加申告してください。
グローバル人材育成推進支援室
by Appointment
グローバル理工人育成コース 実践型海外派遣プログラム (P4) 対象科目