ウインタープログラムは、11月下旬から2月上旬に、世界トップレベルの理工系大学より学生を受入れ、国際的に話題となっているテーマについて東工大生と一緒に講義を聴きながら議論し理解を深める授業プログラムを提供する。また、先端企業見学や日本文化体験、東工大生との交流会など、留学生が日本の技術や文化への理解を深めるためのイベントを開催する。
2022年度も昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から対面でのプログラム実施を見合わせ、東工大とメルボルン大の遠隔交流プログラム「Bringing Ideas in Remote Discussion (BIRD)」として実施する。今年度の共通テーマは「持続可能な『食』のためのテクノロジー」とする。
履修登録は本コースへの選抜確定後、東工大ポータルから追加申告によって行う必要がある。応募方法についての詳細は9月下旬に案内がある。
このプログラムを修了することによって、次の3つの成果が期待されます。
(1) 講義を通して、持続可能な食にまつわるテクノロジーについて知識を高める。
(2) 専門性や社会環境、文化背景が異なる参加者とのグループワークの中で、問題解決力を身につける。
(3) 東工大とメルボルン大双方の学生間のネットワークを築く。
東京工業大学ウインタープログラム2022、メルボルン大学、ヴァーチャル交流プログラム、学生交流、持続可能な食。
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
メルボルン大学と東京工業大学による3つの講義とグループワーク、食品業界をリードする企業の現地見学により理解を深め、プログラム最終日には総括のプレゼンテーションを行う。
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 事前学習1 (1月中) | グループワークに便利な英会話表現を習得する。 |
第2回 | 事前学習2 (1月中) | 食とテクノロジーにまつわる話題に英語でふれる。 |
第3回 | オリエンテーションと開講式 (2/10) | オリエンテーションと開講式において、プログラムのスキームを確認し、他の参加者と初顔合わせを行う。 |
第4回 | 講義1(2/10) | 講義を聴いて、持続可能な食に関係のあるテクノロジーについての知識を深め、グループワークでの課題を準備する。 |
第5回 | 自己紹介(2/10) | 自己紹介をしながら、両大学の参加者のことをより理解する。グループ分けのあと、講義1について話し合う。 |
第6回 | 企業見学(2/13) | 食品業界の施設を見学し、持続可能な食についての企業の取り組みを学ぶ。 |
第7回 | グループワーク1 (2/13) | 企業見学をふまえて、新しく発明してみたいテクノロジーについてのアイデアを出し合い、目標を定める。 |
第8回 | 講義2 (2/14) | 講義を聴いて、持続可能な食にまつわるテクノロジーについて日豪の地域や食文化の話題をまじえて理解を深める。 |
第9回 | グループワーク2(2/14) | 講義を聴いて、持続可能な食にまつわるテクノロジーに日豪の地域や食文化の話題をまじえどのようなイノベーション事例があるのかをグループで調べ、自分達のオリジナルなテクノロジーのアイデアを模索する。 |
第10回 | 講義3(2/15) | 講義を聴いて、持続可能な食とテクノロジーについての知識を深め、グループワークでの課題を準備する。 |
第11回 | グループワーク3(2/15) | これまでの講義や企業見学、グループワークでの話し合いをもとに、新しいテクノロジーを発明するためのアイデアを出し合う。 |
第12回 | グループワーク 4(2/16) | グループワークでの取り組みをふりかえり、発表に備える。 |
第13回 | グループワーク 5(2/16) | 学習発表会での発表資料作成。 |
第14回 | グループワーク 6 (2/17) | 学習発表会での発表練習。 |
第15回 | 学習発表会(2/20) | グループ・ワークの成果を報告する。最優秀チームには表彰を行う。 |
特に指定しない。
特に指定しない。
講義への出席、およびグループ・ワークでの貢献度、最終発表を総合的に加味して、合否判定による成績評価を行う。
履修登録は本コースへの選抜確定後、東工大ポータルから追加申告によって行う必要がある。応募方法についての詳細は9月末に案内する。
プログラム期間中に、日本とオーストリアにまつわる文化交流も実施する。(2/17)