「誰に・何を・どう伝えるか?」という本質的な部分を主題に据えて、メディアの機能、編集の役割、デザインの価値について実践的に考える講義です。今年度は「余白」をキーワードに、さまざまなメディアの特性を探求します。情報をいかに「編集」するか、複数の要素をどのように「デザイン」するか、他者へのコミュニケーションツールとしての「メディア」をいかに理解するかを学ぶのが、本講義のねらいとなります。
・メディアにおけるデザインの役割への理解
・デザインにおける課題を発見する能力の獲得
・メディアにおけるデザインの可能性への理解
✔ 該当する | 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容) |
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川崎講師は編集デザイナーとして本を創る実務に携わっているほか、作家として文筆活動、漫画創作も手がけるクリエイターである。メディアの特性の理解と編集実践を、自らの経験と視点をふまえて指導する。 |
メディア、デザイン、編集
✔ 専門力 | 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
講義による課題発見のタームと、課題に対する解答およびプレゼンテーションに対する講評のタームがあります。講義は1回3時間です。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 文章における余白のデザイン | デザインとは何か? 余白とは何か? 主として書籍や文書におけるエディトリアルデザインの観点からそれらを検証し、デザインの現在的な意味を探る回。 |
第2回 | 映像における余白のデザイン | 映像表現における余白とは? リニアな空間におけるデザインの意義を、実例を鑑賞しながら確認しつつ、議論する回。 |
第3回 | 身体における余白のデザイン | 余白の価値はどこにある? 日常における様々なデザインを発見しながら、ヒューマンセンタードデザインの可能性について考える回。 |
第4回 | 余白をデザインしてみよう:企画編 | 前3回の講義を踏まえて、「余白とデザイン」をテーマに、各自が企画を考える回。 |
第5回 | 余白をデザインしてみよう:制作編 | 前回考案した企画をベースに、実際に実現するためのプロセスを考える回。 |
第6回 | 余白をデザインしてみよう:講評編 | 全5回の講義を経て、完成した制作物の講評をする回。講評結果がそのまま講義の成績となる。 |
特になし
特になし
課題の講評
特になし
環境・社会理工学院 融合理工学系 野原研究室
未定
講義日程の予定(変更可能性あり)
12月7日、14日、21日
1月11日、18日、25日
時間:18:05–21:05
形式:オンラインまたは対面(新型コロナウイルスの状況に応じて決定)