人々にとって製品とは何か?テクノロジーは文化とどのように関わっているのか?技術や製品との関係は、社会について何を語るのでしょうか?
このセミナーでは、デザイン理論と物質文化研究の概念から入り、技術的製品、材料とプロセス、さらにはそれらをめぐる文化を調査します。毎回、唯物論や構造主義、ANT理論、モノの社会生活、新物質主義まで、人とモノの関係を、歴史的に重要なフレームワークを通して解釈していきます。ハイテクとローテクの両方を学際的かつ非階層的に研究しながら、実用的かつわかりやすい例を参照しつつ、活発に議論することが目的です。
「ポスト人新世」では、デザイナーやエンジニアは物を作るだけでなく、コンセプトを作る役割も持つと考えられています。ディスカッションや講義を通して、理論を学ぶと同時に実践的なソリューションや演習へどのように応用していくかを考えます。履修生は、スタイル、機能、パフォーマンスに焦点を絞ってデザイン/エンジニアリングの視点を広げ、関連するデザイン理論、クラフト研究、技術人類学、西洋哲学の主要なコンセプトを参照できるようになります。
✔ 該当する | 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容) |
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研究だけでなくエンジニアコンサルタントとしての経験を活かし、ものつくりと社会、市民の関係性を講義します。 |
デザイン、材料文化、技術、クラフト、批判的思考、思索(スぺキュレ―ション)
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
講義、ワークショップなど異なる形態を適宜取り入れます。またプロトタイプを考案するさいには小グループに分かれて行います。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 自然をプロダクトに変える | Miroボードを用いた練習問題 |
第2回 | 表現としてのプロダクト | ショートエッセイや写真での表現 |
第3回 | 人とプロダクトの心理的な出会い | Miroボードを用いた練習問題 |
第4回 | 人の拡張としてのプロダクト | Miroボードを用いた練習問題 |
第5回 | モノの生命 | ショートエッセイや写真での表現 |
第6回 | 社会ーエコシステム再発見 | ショートエッセイや写真での表現 |
第7回 | 新マテリアリズムに向けて | Miroボードを用いた課題 |
特になし、資料配布
特になし
出席、議論への貢献、課題提出
特になし 英語
環境・社会理工学院 融合理工学系 野原研究室
13:30-17:00
月曜9-10限 (多少の変更可能性あり)