日本人学生と海外出身の学生との混合でグループを作成し、講義およびSPOCsによる自主学習を通じ、製鉄を事例として伝統技術への造詣を深め、国際共修を進める。
1.出身国の伝統技術について、歴史・文化・社会的背景を含め調査する。
2.共同で1つの課題に取り組み、異文化間での相互理解を深め、国際共修に関するスキルを習得する。
3.自国の伝統技術について理解し、たたら製鉄からつくられる和鉄を例とし、グローバルな視点から、自国で展開できる伝統技術の復興・発展の提案を行う。
伝統技術、たたら製鉄、グローバルな視点、国際共修
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
✔ 国際教養力、課題設定力 |
具体的な活動は以下の通り。
1.講義及びSPOCsによる学習、課題に基づく自国の伝統技術についての調査及び情報共有
2.実技;1)たたら製鉄、2)鍛冶、3)日本刀づくりの現場見学
3.伝統技術の復興・発展についてのグループワーク提案発表
4.各自、個別の提案書(最終レポート)及び発信コンテンツの作成
*上記の活動を一部オンラインで行う場合がある。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 10月28日(水):5-8限 オリエンテーション、講義、炭切り (炭切り予備日:11月4日(水)5・6時限) | <授業> ・オリエンテーション(グループワーク・提案発表・最終課題等の説明、グループ分け発表) ・技術史の視点から伝統技術の産業の編成等に関する講義 <実習> ・炭切り(たたら製鉄及び鍛冶用) <課題> ・SPOCs(鉄の歴史や製造工程、刀鍛冶、刀鑑賞など)の視聴、クイズへの回答。 ・自国の伝統技術による製鉄の歴史、社会的産業、産業等について(項目は別途指示)紹介用スライド作成 |
第2回 | 11月11日(水):5-6限 各国の製鉄関連業と鉄の利用に関る理解 | <授業>:グループワーク ・自国の伝統技術による製鉄の歴史、社会的背景、産業等について、グループ内で共有。 ・相違点、疑問点等を共有。 <課題> ・各国の事情を踏まえ伝統技術発展方法について具体案の候補を共有。 ・伝統技術発展方法の具体案作成のために必要な情報収集。 ・グループワークの経過報告(具体案の候補、議論内容、追加調査について等) |
第3回 | 11月14日(土):08:50-17:00 実習 | <実習>工学系廃棄物集積場 ・簡易版のたたら製鉄 ・刀鍛冶 ・日本刀鑑賞 <課題> ・伝統技術発展方法について具体案を確定 ・具体案の詳細に必要な情報収集 ・グループワークの経過報告(具体案、追加調査について等) |
第4回 | 11月25日(水):5₋7限 伝統技術発展方法の提案発表 | <授業>:グループワーク及び最終グループ発表 ・たたら製鉄からつくられる和鉄を例とし、グローバルな視点から、自国で展開できる伝統技術の復興・発展の提案をグループワークで完成させ、発表。 <課題> ・提案発表を踏まえ、自国の歴史的・文化的背景、風習等を考慮した伝統技術の展開・発展方法について各自報告書を作成。(英語) ・伝統技術の展開・発展方法についての発信方法、具体的コンテンツ(ウェブ、ポスター、ビデオ等)を作成。(英語) |
SPOCsのコンテンツ、及び必要に応じて資料を提供
N/A
講義への参加:10%
自国の伝統技術についての調査:20%
実習での取り組み:10%
グループワークへの貢献:30%
グループ発表(グループ評価):10%
最終レポート・発信コンテンツ(英語):20%
1.英語で留学生とコミュニケーションできる語学力(TOEIC750点またはTOEFL-iBT80点程度以上)を有すること。
2.日本の伝統技術(たたら製鉄)、その産物としての和鉄に興味があること。
設定しない。
必要に応じて、グローバル人材育成推進室 グローバル理工人育成コースに、メールでコンタクトをとること。
グローバル理工人コースの所属生と、留学生を優先する。
履修者多数の場合は,コースの修了に向けての履修状況等を検討し,選考を行う可能性がある。
最後の各自の報告書は、英語で作成すること。
グループワークや実習の準備の都合上、10月15日(木)までに履修申告をすること。