2020年度 囲碁で学ぶ実践力   Cultivating the Power of Execution by Go Game

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開講元
広域教養科目
担当教員名
天谷 賢治  原 幸子  大橋 拓文 
授業形態
講義 / 演習    (Zoom)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
水5-6(H114)  
クラス
-
科目コード
LAW.X202
単位数
2
開講年度
2020年度
開講クォーター
3-4Q
シラバス更新日
2020年9月28日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

[講義の概要]
囲碁を知らない人を対象として,プロの棋士が囲碁のルールから解説していく.
体験レベルにとどまらず,19路盤での対局を目指す.
囲碁の歴史や囲碁の世界について解説する.
[ねらい]
柔軟な発想力と論理的な思考力を養い,総合的な実践力を身につける.

到達目標

囲碁は世界中に広く普及し,多くの方に親しまれている.囲碁を通して,日本の伝統文化への正しい理解と興味を深めるとともに,国際交流の場でのコミュニケーション力を養う.さらに,碁を学ぶことで,柔軟な発想力と論理的な思考力,全体を捉えて判断する大局観を養成し,様々な課題や未解決問題に立ち向かうときに大きな力となる,総合的な実践力の向上をはかる.

実務経験のある教員等による授業科目等

該当する 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容)
日本棋院のプロ棋士による講義です。

キーワード

囲碁 国際コミュニケーション 柔軟な発想力 論理的な思考力 大局観 決断力 総合的な実践力 脳科学

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

1) 毎回の講義の前半で,復習を兼ねて前回の演習問題の解答を解説します.
2) 対局をしてもらいます.
2) 講義の後半で,その日の教授内容に関する演習問題に取り組んでもらいます.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 ガイダンス   -スライドを使用して簡単に囲碁の歴史等を紹介  -9路盤での模範対局を行い,基本的な囲碁ルールを説明  -講座の全体概要を説明  -履修希望者には作文を課し,授業終了後,受講者を決定する
第2回 基本ルールの説明①  -石の取り方,着手禁止点を説明  -ネット対局の方法 「石取りゲーム」切り違いから始め,2子取ったら勝ち
第3回 基本ルールの説明②  -終局とコウ、コミを説明 14手まで並べ15手目から実践対局
第4回 初歩技術の習得①  -石の死活. 二眼,欠け目,セキなど 実践対局
第5回 初歩技術の習得②  -つながる(切る)テクニック. タケフ,コスミなど 実践対局
第6回 初歩技術の習得③  -取るテクニック. シチョウ、ゲタなど 実践対局(ニギリ,投了を説明)
第7回 初歩技術の習得④  -効率の良い形・悪い形. アキ三角,ハザマなど,およびセキ 実践対局
第8回 囲碁の数学的考察と詰碁  -難しい死活の説明と死活判定ソフトを使った実験 実践対局(短縮1局),詰碁問題に挑戦
第9回 13路の実践①  -13路盤のプロ棋戦の棋譜を解説 実践対局
第10回 13路の実践②  -整地の方法 実践対局
第11回 国際的な碁の広がりとペア碁  -オリンピック,ペア碁のグローバルな広がり ペア碁対局
第12回 19路の実践  -序盤の打ち方. 隅→辺→中央,3線4線を中心に等 実践対局(60分で打掛け)
第13回  囲碁とAI/講師と9子局対局  -最近の囲碁におけるAIの進歩について解説する 大橋先生と多数決碁
第14回 ⼩テスト+解答・解説 -⼩テストとその内容の解答を解説する 小テスト

教科書

特に指定しない

参考書、講義資料等

特に指定しない

成績評価の基準及び方法

出席、小テスト等を総合して評価する

関連する科目

  • 特に指定しない

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

実技を伴うため,授業定員を設けます(40名).講義初日に履修希望調査票(囲碁の経験の有無,履修希望の理由等)を提出してもらい,これをもとに決定します.

その他

囲碁は,現在世界150ヶ国4,500万人以上に楽しまれている国際的なコミュニケーションツールです.
言葉が通じなくても世界中の人と交流することができる手段で,別名「手談」とも呼ばれております.
皆さん,是非この授業を通じてグローバルなコミュニケーション力を身に付けてみませんか.

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