2019年度 多文化主義の社会学入門   Introduction to Sociology of Multiculturalism

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開講元
広域教養科目
担当教員名
北村 文 
授業形態
講義
曜日・時限(講義室)
金5-6(I6-404)  
クラス
-
科目コード
LAW.X114
単位数
2
開講年度
2019年度
開講クォーター
1-2Q
シラバス更新日
2019年4月2日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

異なる背景をもつ人びとが出会うとき、どんなことが起きるでしょうか。差異があることで、どんな衝突が生じ、それに対して彼ら彼女らはどのように対処するのでしょう。この授業では、基礎的な社会学理論を学び、日常的な文脈における多文化主義を考えます。主に、人種、エスニシティ、言語、ジェンダー、セクシュアリティに焦点を当て、仕事や教育、家庭といった具体的な場を考察することで、異なる地域における多文化コミュニティの理解を深めます。たとえば、現代日本社会がどのように民族的・言語的に多様化しているか、シンガポールやロンドンといった多民族都市で、人種やエスニシティはどのような意味があるのか、そして、東京や香港では、ジェンダー、セクシュアリティ、階級がプライベートな人間関係にどのような影響を及ぼすのか、などを議論します。これらの社会的政治的力学について読み、議論し、調査することで、多角的な視点を培います。

到達目標

自身の日常的な経験をより深く理解するための社会学的理論の基礎的知識を習得し,これに基づいて多文化コミュニティの問題について調べ、自身で批判的に分析することができるようになります。

キーワード

多文化主義、多言語主義、人種、エスニシティ、ジェンダー、セクシュアリティ、言語、社会的相互行為、差別、格差、スティグマ、周縁化、アイデンティティの政治

学生が身につける力

国際的教養力 コミュニケーション力 専門力 課題設定力 実践力または解決力
- -

授業の進め方

第一回の授業では概説的講義を行い、第二回目から第八回目まで、文献講読と議論を中心に進めます。各授業の前に指定文献を読み、コメントできるようにしておくことが求められます。毎回、発表者が文献を要約し、議論をリードします。第九回目以降は、講義前半で学んだ内容を基に、各学生が各自の関心を踏まえてテーマを設定し、具体的な多文化コミュニティの問題について、フィールド調査を行います。最終回には、各学生がフィールド調査の成果を発表し、討論を行います。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イントロダクション:多文化コミュニティの諸問題 None
第2回 多文化社会における人種とエスニシティ Reading assignment: Selvaraj Velayutham, “Everyday Racism in Singapore.”
第3回 多文化社会における言語 Reading assignment: Tessa Carroll, “Multilingual or Easy Japanese?: Promoting Citizenship via Local Government Web Sites.”
第4回 多文化社会におえるジェンダーとセクシュアリティ Reading assignment: Rhacel Salazar Parrenas, “Cultures of Flirtation: Sex and the Moral Boundaries of Filipina Migrant Hostesses in Tokyo”
第5回 多文化社会の教育 Reading assignment: Robert Moorehead, “Remedial Language Education and Citizenship: Examining the JSL Classroom as an Ethnic Project.”
第6回 多文化社会のストリートマーケット Reading assignment: Sophie Watson, “Brief Encounters of an Unpredictable Kind: Everyday Multiculturalism in Two London Street Markets.”
第7回 多文化社会の家庭 Reading assignment: Nicole Constable, “Filipina Workers in Hong Kong Homes: Household Rules and Relations”
第8回 日常における多文化主義に関する討論 None
第9回 フィールド調査の方法論と倫理 None
第10回 個別プロジェクト課題のためにブレインストーミング None
第11回 データ分析 None
第12回 中間報告(1) None
第13回 中間報告(2) None
第14回 中間報告(3) None
第15回 最終発表 None

教科書

文献のコピーを配布します。

参考書、講義資料等

Amanda Wise and Selvaraj Velayutham eds., 2009, Everyday Multiculturalism, Palgrave. Nanette Gottlieb ed., 2012, Language and Citizenship in Japan, Routledge.

成績評価の基準及び方法

出席・授業への貢献: 40%
発表: 25%
最終レポート: 35%
(比率の変更可能性あり)

関連する科目

  • TSE.C201 : 融合理工学基礎

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

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