2017年度 科学技術と社会学入門   Introduction to Society and Technology

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
広域教養科目
担当教員名
HOPE THOMAS EDWIN 
授業形態
講義
メディア利用
 
曜日・時限(講義室)
火5-6(I6-404)  
クラス
-
科目コード
LAW.X115
単位数
1
開講年度
2017年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2017年3月17日
講義資料更新日
2017年11月6日
使用言語
英語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

人間は科学技術をどのように創り出し使用することで集団としての関係を構築するのだろうか?「社会」とは何だろうか。「社会」と科学技術はどのように関係するのだろうか。この講座では、人間と科学技術、そして私たちが「社会」と呼ぶ大きな構造を考える際に、これまで研究者たちが検証してきた重要な諸問題を紹介する。科学や工学を学ぶ学生にとって、人間と機械、そしてインフラストラクチャーと社会変動に関する超域的な問題にアプローチする手法を理解する導入となる講座である。

受講にあたって、社会学や社会理論の予備知識は必要としない。授業では、社会と科学技術の関連を理解する上での基盤となる古典的理論を検証することからはじまり、先端的な科学技術と人間との関係を扱う現代の研究者までを扱う。

到達目標

社会学の基礎となる諸理論とそれらが技術と社会を構想する助けになることについての基本的な理解を得る。
どのように技術者と一般市民が科学技術の発展を形作ることができるかを理解する。
社会問題と科学技術の関連についての理解と、それについて他人と考察し議論する経験を得る。
科学技術と社会に関する文化横断的比較と基本的社会理論の応用を通して批判的思考力を養う。

キーワード

社会、科学技術、社会学、システム、構造、行為主体、社会理論、科学技術論、STS

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

毎回、担当教員による講義の後、理解確認のためのグループディスカッションを行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イントロダクション:なぜ社会と科学技術について学ぶのか。社会学的想像力と科学技術的想像力 コース概要を把握し、この講座における社会と科学技術の基本的な定義と、それが自分の専門分野にどのように適用できるかを理解する。
第2回 社会を理解する。社会科学者はどのように社会をモデル化してきたのか? 古典的な社会理論において社会がどのように考えられモデル化を試みられてきたかを理解する。それぞれの理論の差異とそこに込められた意味を正確に把握する。
第3回 行為主体と構造:人は自分のしたいことをすることができるのか? 人間の行動モデルにおいてずっと問題となってきたこのテーマをめぐって、それが社会のモデル化にどう影響してきたかを理解する。
第4回 構造としての科学技術:科学技術はどのように人間の行動を可能にし、また制約するのか? どのようにして科学技術が社会においてマクロとミクロ双方のレベルで人間の行動を制約し、可能にするのかを理解する
第5回 イノベーションと行為主体:科学技術を社会の中で、と共に、のために創る? イノベーションのいくつかのモデル、イノベーションと発明の違い、そして技術の発展における社会への影響について理解する
第6回 科学技術とグローバル化:社会的影響、科学技術的影響 科学技術がグローバルな変化に果たす役割を理解する。グローバル化の科学技術中心主義的な理解とそれへの批判を検証する。
第7回 社会階層と科学技術:科学技術は平等に寄与するか? 社会の階層化に関する問題を理解する。ジェンダー、階級、人種が科学技術へのアクセスと発展にどう関わるのか。
第8回 私たちはここからどこへ進むのか?講座の振り返り 講座全体のテーマを理解し、さらなる検討が必要な領域を明確にする。

教科書

教科書は使用しない。授業で使用する文献はOCW-iで配布する。参考文献としては以下を挙げる:D.G. Johnson and J.M. Wetmore (2008) Technology and Society: Building our Sociotechnical Future; M. Haralambos and M. Holborn (2013) Sociology Themes and Perspectives.

参考書、講義資料等

文献は各講義ごとに1、2週間前にOCW-iで配布する。講義を十分に理解し、ディスカッションに参加するために、受講生は配布される文献を読んだ上で授業に参加することが求められる。

成績評価の基準及び方法

授業内でのディスカッションへの積極的な参加と1パラグラフのコメント3本(40%), 授業の内容理解を示すための3−4ページの期末レポート(60%)

関連する科目

  • TSE.C203 : 社会デザインプロジェクト
  • LAW.X406 : フィールドワーク記録の質的調査 春
  • LAW.X407 : フィールドワーク記録の質的調査 秋
  • LAW.X322 : 英語で語る科学・技術・社会
  • TSE.C201 : 融合理工学基礎

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

英語でのディスカッションに参加できる能力

このページのトップへ