国家のために役立ちたいと考える学生を対象とし、ナショナルイノベーションシステムの中核をなす様々な国家の政策に関する講義と議論により、政策策定の基本的考え方やプロセスについて理解する。具体的には、情報通信や機械等の産業政策、イノベーション政策、エネルギー政策、文教政策、科学技術政策、国土交通政策、医療政策などの政策現場の担当者により講義を行い、議論を重ねることにより、理解を深める。
本講では、様々な政策決定過程とその帰結を、具体的な事例研究を通して理解する。これは、国家の政策を所与のものではなく、自ら改革していくものととらえる実行性ある思慮深い能力の涵養を目指す。
国家政策、官僚
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
教員による講義とともに、政府の若手官僚を講師として招聘し、政策現場の具体的かつ今日的な課題について講義及び討論を行う。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | イントロダクション | 近代国家システムにおける政策の企画と執行 |
第2回 | 産業政策1 | デジタル時代の情報通信政策 |
第3回 | 産業政策2 | IoT戦略のための政策 |
第4回 | 科学技術・イノベーション政策 | ナショナルイノベーションシステムの構築のための政府の役割 |
第5回 | 文教政策 | 大学改革 |
第6回 | エネルギー政策 | 石油と新エネルギー、3.11後の政策転換 |
第7回 | 国土交通政策 | 国家レベルのインフラ整備とサービスイノベーション |
第8回 | 医療・ヘルスケア政策 | 少子高齢化に対応した医療政策とヘルスケア政策の在り方 |
特になし。
教材は講義時に適時配布。
出席と積極的な授業参加 (50%)
レポート (50%)
特になし。
公務員志望者に適する。