2016年度 技術経営Ⅲ   Introduction to Management of Technology III

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開講元
広域教養科目
担当教員名
池上 雅子 
授業形態
講義     
曜日・時限(講義室)
木7-8(W934)  
クラス
-
科目コード
LAW.X205
単位数
1
開講年度
2016年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2016年9月29日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

核兵器や原子力に象徴されるように、現代の高度科学技術は、人類の存亡を左右する程重大な政治的社会的影響力をもつ。技術は、一方で無限の可能性を与えるが、制御不能または誤って使用されれば核兵器のように人類を滅ぼす事もできる。その絶大な潜在性の故に、特定の時代状況・社会的コンテクストに於ける科学技術は、厳密には価値自由value-free たりえない。したがって個々の政策決定は、必然的にその道義性・倫理性を問われる。本講では、核兵器、原子力、航空宇宙、ミサイル防衛など人類に絶大な影響力をもつ高度技術の研究開発政策を批判的に検証しながら、人類の福利に寄与する科学技術政策のあり方を、批判社会学的アプローチで分析する。

到達目標

本講では、高度技術の研究開発政策決定過程とその帰結を、批判社会学的な比較事例研究を通して検証する。これは、マネジメントとしての科学技術政策定量分析の対極に立ち、過去の事例を教訓として大局的時代状況に照らした技術と人間社会に関する洞察を深め、人類の福利と倫理道徳に適った科学技術政策を講じられる思慮深い能力の涵養を目指す。

キーワード

科学技術、技術と安全保障、研究開発政策分析

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

教材に基づく講義と平行して、学生の自主的な課題研究発表も履修要件に含める。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イントロダクション 近代国家システムにおける科学技術
第2回 核の時代の黎明とマンハッタン計画 原爆開発したマンハッタン計画
第3回 原爆使用の政策決定過程分析 ルーズベルト・トルーマン政権内で原爆の対日使用が、なぜ、いかにして決定されたか?
第4回 防衛技術開発と軍産複合体 冷戦時代、マンハッタン計画に始まる、巨大軍事産業と軍・国防総省との相互癒着が国防予算を際限なく膨張させた。
第5回 冷戦時代の核軍拡競争、軍縮軍備管理と核不拡散 冷戦時代に展開した際限ない核軍拡競争と、これを制御しようとする軍備管理、核不拡散体制
第6回 新しい脅威と大量破壊兵器拡散問題 冷戦後に出現した新たな脅威と大量破壊兵器拡散問題
第7回 人類と最先端技術:巨大科学、巨大システムからIT、ソフト・パワー、ナノ・テクノロジーへ 巨大科学、巨大システムからIT、ソフト・パワー、ナノ・テクノロジーへという最先端技術の発展が人類にいかなる影響をもたらしたか。
第8回 まとめと全体議論、自主課題研究発表 学生の自主課題研究発表

教科書

教材は、OCWを通じて、PDF file にて適時配布。

参考書、講義資料等

教材は、OCWを通じて、PDF file にて適時配布。

成績評価の基準及び方法

出席と積極的な授業参加 (40%)
自主課題研究の口頭発表と教材の批判的評価 (30%)
最終レポート (30%)

関連する科目

  • TIM.C510 : 科学技術政策分析 I
  • TIM.C511 : 科学技術政策分析 II
  • TIM.C532 : 先端/防衛技術の研究・開発・試験・評価の政策分析

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

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