境界領域を開拓していくには異分野の⼈たち(研究者,開発者,技術者等)との交流が不可⽋である。本講義では,異なる研究分野の従事者に⾃分の研究内容をわかりやすく伝える技術(わかりやすい論理,⾔葉,図等)を練習する場を提供する。
この授業を通して,専⾨分野の異なる⼈たちに⾃分の研究内容を説明する際に,どのような点に配慮する必要があるかをスライド(パワーポイント)による発表とディスカッションを通じて考え,わかりやすい説明の仕⽅を⾝につけてほしい。
本講義を履修することによって次の能⼒を修得する。
1)異なる分野の⼈たちに,⾃分の研究を言葉でわかりやすく説明できる
2)スライド(パワーポイント)をわかりやすく作ることができる
3)聴衆との議論を通じて研究内容を深め広げることができる
スライド,プレゼン,質疑応答,理解力,コミュニケーション力
✔ 専門力 | 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
計4回の集中講義では,(1)言葉によるわかりやすい説明,(2)わかりやすいスライド作成,(3)効果的な疑応答,の技術を学びます。受講者は全員毎回発表して,他の受講者や講師からアドバイスを受けます。このため1クラスの聴講者は10名以内を⽬途とします。講師はわかりやすく伝えるポイントをスライドで解説し,受講者と共有します。なお授業後には授業計画に示した課題を行い,次の授業に向けて発表準備をしてください。
Zoom講義のURL情報、レポートのアップロード、講義資料のダウンロードなどは「T2SCHOLA」を使用します。
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 6⽉17⽇(金)14:20-16:00,Zoom 講義の進め方,受講生自己紹介,発表内容の構成 | 各⾃の研究内容を異分野の人に言葉のみで5分以内で説明する |
第2回 | 6⽉24⽇(金)14:20-17:55,Zoom 研究内容の口頭発表,スライドを作るポイント | 各⾃の研究内容を10枚以内のスライドでわかりやすく説明する |
第3回 | 7⽉1⽇(金)14:20-17:55,Zoom スライドによる第1回発表とスライド改良のポイント | アドバイスを活かしたスライド改善と質疑応答の充実方法検討 |
第4回 | 7⽉8⽇(⽊)14:20-17:55,Zoom スライドによる第2回発表と質疑応答の仕方 | 説明力の自己評価と改善ポイントを講師に報告する |
必要に応じて資料を配布する。
Power Point スライドデザイン, 宮野 公樹,化学同⼈,ISBN: 978-4759811759
これから学会発表する若者のために,酒井 聡樹,共立出版,ISBN: 978-4320005792
発表の内容とスキルから評価する。
講義を欠席した場合には成績を減点することがある。
博士課程に入学して6カ月が経過するまでは、この科目を履修できません。
iidpinfo[at]jim.titech.ac.jp
相談日時についてはメールで受け付ける。